ニュース2022.04.18
関家具(福岡県大川市)は4月13日、同社大川本店内に国産広葉樹「センダン」を用いた家具の展示スペースを常設したと発表した。成長の早いセンダンを活用して持続可能なサイクル構築を目指す家具産地・大川の取り組みを発信し、センダンの認知向上を図るとしている。
センダンは植樹してから15~20年ほどで木材として利用できる規格まで成長し、家具材に適した強度も持つ。針葉樹のスギやヒノキに比べ約3分の1の早さで伐採できるまでに成長するため、林業の活性化が期待できるほか、CO2の吸収能力が一般的な広葉樹より約3倍高いといわれ、SDGsやカーボンニュートラルにも貢献するサステナブルな木材として注目されている。
開設された展示スペースでは、大川の家具メーカーによって製作されたセンダン製家具として、コミュニケーションを生み出すイベント屋台「WATAI cart」や、センダンの一枚板を使ったキッチンとダイニングテーブルの「SENDAN STAGE & SENDAN TABLE」が常設展示される。また福岡・大川家具工業会が中心となって取り組んでいるセンダンを積極的に活用した循環サイクルの構築への活動が紹介される。
当初132平方㍍ほどのスペースでスタートし、今後、全国への発信に合わせてスペースを拡大、スギやヒノキなどセンダン以外の地域材を使った家具も展示していく予定という。
◇関家具大川本店は福岡県大川市幡保172―3、電話0944・88・0108。ホームページ=https://www.sekikagu-honten.jp/
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