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★家具購買コロナ禍で激変 スパコロ調査、ECサイトが首位浮上

 企業や商材に愛着を持つ「ロイヤル顧客」のデータ可視化サービスを提供しているスパコロ(東京都港区)は4月14日、コロナ禍で家具の購買がどう変わったかを調査し「OMO実態調査・家具店編」として結果を公表した。
 それによると、ホームセンターや家具インテリア専門店など実店舗での購入が減少したのに対し、ECサイトからの購入が大きく伸びて、購買チャネルのトップに躍り出たことがわかった。

実店舗での購入、軒並み減少

 調査は今年3月18日、全国の20歳から69歳の人を対象にインターネット経由で実施され1980人から有効回答を得た。
 同社が公表した調査結果の概要は次の通り。
 ◆家具・インテリアに関する意識=「特に変化はない」と答えた人の割合は52・1%。これに対し47・9%は「変化している」と回答した。コロナ前と後で最も目立つのは予算に関連する意識変化で「かけるお金が増えた」が6・6%、「かけるお金が減った」は13・6%だった。
 ◆家具・インテリア購入チャネルの変化=コロナ後はECサイト(家具店・専門店運営のECを除く)での購入が4・0ポイント上昇し、全体の26・5%でトップとなった。コロナ前には1、2位を占めていたホームセンター(21・6%)は2位、家具・インテリア専門店(19・5%)は3位にそれぞれ後退した。

リアルからオンラインに変化

 ◆家具・インテリア購入時の行動=「ECサイト・ネットで情報をチェック」がトップに浮上した。「店頭で家具・インテリアを試す」と「オーダーメイド家具店で店員に相談する」はコロナ前に比べて減少した。次いで「アプリ・サイトでバーチャル体験を行う」が4位となり、ここでもリアルからオンラインに変化していることがわかった。
 ◆家具・インテリアの情報収集傾向=情報源は「通販サイト・アプリ」と答えた人が17・4%で最も高く、僅差で「家具メーカー/ブランドのサイト・アプリ」(16・2%)、「インテリア・家具情報サイト・アプリ」(15・5%)、「テレビCM」(11・3%)、「実店舗」(11・2%)となった。
 ◆利用されている家具・インテリア関連アプリ=上位6サービスのうち、ニトリアプリの認知率と利用率が圧倒的に高かった。次いで②MUJIパスポート(無印良品)③IKEAアプリ④majicaアプリ(ドン・キホーテ)⑤Francfranc Rewards⑥LOFTアプリ―の順となった。

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