ニュース2018.12.05
アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)は「IFFT/インテリア・ライフスタイル・リビング」で、アメリカ広葉樹を使った九州の5つの家具産地のメーカー15社による家具展示「アメリカ広葉樹と九州の家具産地」を開催した。
「人口1万人の町から、世界に向けた家具ブランを立ち上げている」と話すのは、諸富(佐賀)のメーカー、レグナテックの樺島雄大社長。2017年に平田椅子製作所とともに立ち上げたブランド「Ariake」をシンガポールの家具見本市で公開した。
世界7カ国、10人のデザイナーを迎えて作った「Ariake」は北欧など世界各国に出展され、取引先が広がっている。今回出展した「リキュウサイドボード」は、シンガポールのデザイナー、ガブリエル・タン氏が日本の伝統建築にインスピレーションを得てデザインした。ガラス戸を閉めると、枠が脚と直線につながる。日本建築の精度と調和を表現したという。墨着色ホワイトアッシュが存在感を引き立てている。樺島社長は、アメリカ広葉樹について「供給が安定していて、海外輸出の際の合法証明にも対応。安心して使える」と評価した。
平田椅子製作所は、編み込んだペーパーコードをサイドに使った「Ariake」の個性的なソファ「ブレイドソファー3」を出展した。デザインはノーム・アーキテクツ。伝統的な竹の建具と畳の模様にインスパイアされてデザインされている。平田尚二社長は「アメリカ広葉樹を活用して、お客さまが木材を選べるセミオーダーに対応するなど、これからも付加価値の高い製品を作っていきたい」という。
都城(宮崎)の橋詰家具は、創業当初から南九州特産のクスノキを使って箱物家具を中心に成長してきた。橋詰久義会長が「乾燥がしっかりしていて使いやすい」というアメリカ広葉樹を活用してダイニング、リビング、ベッドなどものづくりの幅を広げ、市場の変化に対応してきた。今回、日田(大分)のアサヒとともに出展した「ピアヌーラ」のサイドボードは、ウォルナットの素材感を損なわないよう、引き出しの前板の小口に彫取手加工が施され、サイレントレール、隠し引き出しなどの機能性にも富んでいる。
ブースの中でひときわ異彩を放っていたのが、大川(福岡)の丸庄のサークルテーブル「VIBORG」。ウォルナットの天板は、入り皮、節などの入った材を樹脂で処理し、LEDライトを使って穴から発光させている。アメリカ広葉樹の杢目を生かした一品。
「クリスマスなどのパーティーテーブルとして考えた」という酒見俊郎社長は「ウォルナットの使用は全体の95%を占めており、たまに入ってくる入り皮、節入りの材を集めていた。いざ製品に使うと入手が難しいものだが、独特の個性を生かしたかった」と話した。
AHECは、改正グリーン購入法や欧州木材規制(EUTR)、クリーンウッド法に対応する合法証明(RPP)と「アメリカ広葉樹環境プロファイル」を導入。持続可能な森林経営の下で伐採された高い信頼性と安定供給、家具のデザインを支える豊富なバリエーションを持つ木材をそろえたアメリカ広葉樹の普及に努めている。「IFFT/ILL」では毎年、アメリカ広葉樹の個性を生かしてデザインされ、高度な技術に支えられた各産地の家具を紹介して、業界の活性化を考えた企画を提案している。
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