ニュース

日木機 新年祝賀会 井本理事長が抱負

 日本木工機械工業会は1月25日、新年祝賀会を東京都港区の機械振興会館で開催した。同工業会は今年10月27日から30日までの4日間、国内最大の木材加工・関連機器の展示会「日本木工機械展 ウッドエコテック2017」を名古屋市のポートメッセなごやで開催する。「木の国日本 木っとつながるテクノロジー 木っとみつかるエコロジー」をテーマに、木工加工機械をはじめ、刃物、乾燥機器、エコ機器、林業機械の製品が出展される。
 同展示会の実行委員長を務める井本希孝理事長は祝賀会のあいさつで「木材の良さを外部に発信していく」ことを強調。今年の展示会について「木材関連の展示にも力を入れて、新たな来場者を呼び込んでいきたい。木育を通じて親子に木材の良さを知ってもらう必要もある。木材を使った楽しいイベントにしたい」と抱負を述べた。
 井本理事長は「トランプ氏の大統領就任に振り回されているが、ジャパンファーストで対抗するために、内需を拡大し国内に製造業を呼び戻さなければいけない。安倍首相は木材業界には触れていない。もっと木材に対して考えてほしい」と訴えた。
 東京五輪・パラリンピックについては「私見だが、選手村には仮設の施設ではなく、観光立国を目指すために、木材業界の協力の下でホテルを建設した方がいい。そうすれば2020年以降も使える」と述べた。
 祝賀会には来賓として、衆院議員の原田義昭氏、太田昭宏氏、石田祝稔氏、経産省製造産業局産業機械課長の片岡隆一氏、林野庁林政部木材産業課長の宮澤俊輔氏らが招待され、祝辞を述べた。
 日木機は同日、ウッドエコテックの第1期(2月28日まで)の出展募集を開始した。第2期は3月1日から5月31日まで募集する。詳細は下記まで。

http://j-w-m-a.jp/mokkiten2017/

ニュースの最新記事