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★濃密なアカギの赤と生命感あふれる曲線 灼熱と風雨が生んだ沖縄スタイル 9・25 東京ビッグサイト「GOOD LIFEフェア」に登場

艶やかな光を放つアカギの椅子―思わず手で触れたくなる
アカギを使いこなして家具をつくる、数少ない木工作家の一人が屋宜政廣さん

 灼熱の太陽の光を浴びながら、激しい風雨に耐えて育った沖縄の木。透き通った海と白浜の印象が強い沖縄に森があることすらイメージとして浮かばない人々は、リュウキュウマツの独特の木目を見たらその美しさに目を見張るだろう。磨き込まれたアカギの、重厚な光を放つ木工製品…触れずにはいられないその感触が一度記憶に刻まれたら、忘れることができない。そして何よりも沖縄には、これほど多くの表情豊かな木があるのかと驚かされるに違いない。9月25日から東京ビッグサイトで開催される「GOOD LIFEフェア」(朝日新聞社主催)に登場する「おきなわの木と工芸インテリア」(企画・運営=やんばるリンクス)ブースの展示は、沖縄の木で作られた家具や工芸品に見て触れるまたとない機会となる。

 亜熱帯の沖縄には、豊かな色と独特の年輪を重ねた木を使った美しい家具や工芸品があふれている。
 沖縄本島北部に広がる「やんばるの森」は、国頭村、大宜味村、東村の「やんばる3村」にまたがっており、多様な樹木が生育している。
 伐採期を迎えているリュウキュウマツ。国頭村の森林の60~70%を占めるイタジイは、琉球王朝の時代から建築用材に使われた。ほかにも、建築の柱や梁に使われたイジュ、琉球漆器に使われるエゴノキ、家具や三線の竿材、箸など小物に使われるイスノキなどが森林組合の倉庫に並んでいた。
 オキナワウラジロガシは、11月に正殿の復元が完成する首里城に使われている。琉球王朝時代の行政の最高責任者である三司官、蔡温(さいおん)が植えたといわれる樹齢200年を超えるサイオンマツなども保管されていた。
 沖縄の木には歴史と物語が宿っている。

 伊勢神宮の神宝の一つ、アカギの柄の太刀「須我流横刀」は、699(文武3)年に南から献納されたという。式年遷宮のたびに、この太刀が作成され、1929(昭和4)年の遷宮の際に、首里城下のアカギを伐採して製材し、奉献された記録もある。首里金城町の大アカギは国の天然記念物に指定されている。
 アカギの扱いは極めて難しい。多くの水分を含み、生木を乾燥させる工程でそのほとんどが割れてしまう。このアカギを使いこなして家具を作る、数少ない木工作家の一人が屋宜政廣さん(工房 島変木)だ。
 「アカギの存在を知って試してみたらパカパカ割れた。水乾して使えることが分かって『これだ!』とアカギにはまった。この色と硬さがすごくいい。日本でこんなに赤い木はアカギだけ。沖縄独特の木だと思う」
 沖縄市知花の屋宜さんの工房を訪ねると、自然光を宿し、ぽってりと濃密な質感を持つアカギの椅子が置かれていた。赤みを持つこの材は、経年変化とともに黒っぽくなり、渋さと艶やかさを増していく。
 屋宜さんの家具は自然と生命感にあふれている。「今は曲線主体の動き出しそうな家具、椅子自体が勝手に動いてしまうような、動物的な感じを意識している。北に行けば外で寝たら凍死する。そんな緊張感がデザインにも表れている。沖縄の形はゆったりと気が抜けたような、ぼてっとした感覚がある。それが沖縄らしさ」
 そのアカギの椅子が、「GOOD LIFEフェア」会場にも登場する。今回はリュウキュウマツの新作も会場で披露される。
 工芸品の宝庫と言われる沖縄。首里織や紅型、沖縄の木を使った食器とテーブルウエアなども出展される。紋織から絣に至るまで多彩に織られた首里織は、かつて王府の貴族、士族用に作られ、色、柄とも格調高い織物として今に受け継がれている。会場では織工房布衣の首里織が展示される。
 沖縄ならではの染物として人気の紅型は、おおらかで自由な文様を特徴としている。ギャラリーNeelの紅型は、型付け(型染め)と異なり、布に直接図柄を描く糊引き(筒描き)の技法を用いている。
 沖縄県を代表する木工職人、金城オサムさんの器には、沖縄の木のうま味が古酒のように凝縮されている。やんばるの森を望む沖縄西岸、喜如嘉海岸沿いに位置する大宜味村の工房には、艶やかに光る木の大皿や花を生ける器、コップなどが所狭しと並ぶ。使っている木の種類の多さに圧倒されるだろう。
 「おきなわの木と工芸インテリア」を企画・運営する「やんばるリンクス」の村山真央さんは「2026年、世界自然遺産登録5周年と国立公園指定10周年を迎える沖縄本島北部の『やんばるの森』。ここは、人々の日常のすぐそばに貴重な生態系が息づく特別な場所。やんばるの豊かな自然と人の手仕事が織りなす、沖縄の工芸品の温もりに触れにブースを訪ねてほしい」と話している。

来場者に沖縄の木のノベルティを進呈
おきなわの木と工芸インテリア
西2ホール 小間番号:1K-73


出展社情報問い合わせ先 :
info@usagamisore.com
https://www.instagram.com/uriboufurniture/

GOOD LIFEフェア2026の入場登録はhttps://goodlife-fair.jp/


沖縄市知花の工房で作業する様子
森林組合の倉庫に並ぶ「やんばるの木」
多様な木が入り混じる「やんばるの森」

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