ニュース

★【nat×町田ひろ子アカデミー】目指すは「住まいのウーバーイーツ」 スマホで完結するインテリアプラットフォームの構築へ nat代表取締役社長・劉 栄駿 氏に聞く

劉 栄駿 氏

 いまこのオフィスでは、スキャナットの開発・運営、町田ひろ子アカデミー、青山スタイルの空間設計の3つの事業が行われています。
 スキャナットは、リリースから4年半になります。リフォームから公共事業までメジャー(巻き尺)による計測が必要なところは、ほぼすべて導入できるソリューションです。
 青山スタイルと町田ひろ子アカデミーがこの新拠点に移転したことで、さらに密なコミュニケーションをとりながら、デジタルと人の手によるインテリアコーディネート事業の融合が進んでいます。
 natは女性限定のフォーミュラカーレースシリーズ「KYOJO CUP」に参戦している「nat team KCMG」をサポートしています。現在、そのチームを運営しているKCMG(KCMotorgroup)オーナーの、香港にある邸宅(約1400平方㍍)の新築プロジェクトを青山スタイルのスタッフと共に進めています。頻繁に現場へ赴くことが難しい海外の大型案件ですが、スキャナットを活用すれば効率的に作業を進めることができます。元プロ格闘家・才賀紀左衛門さんが新しくオープンするジムの内装も手掛けています。
 アカデミーの空間に関して私は、基本コンセプトにこだわりましたが、細かい設計や家具選びなどすべて青山スタイルにお任せしました。
 natは社会にインパクトのある事業を創出していく集団として「IMPACT THE SOCIETY」のビジョンを掲げ、オープンな企業文化を持っている会社です。アカデミーの教室もオープンで楽しいスペースにしたいと思いました。
 青山スタイルのショールームとしての役割を持つ空間、最新のインテリア教育を提案するとともに、インタラクティブな授業ができること。授業がないときでもカフェとして使えるような、受講生の皆さんが行きたくなるような場所をつくってほしいというリクエストを出しました。
 最初の提案は、アカデミーのスぺースのほぼすべてを教室が占めていました。授業は閉じた空間の中で行うという固定観念もあって、講師の教えやすさを優先した目線でした。
 私は受講生が楽しくなるという目線で考えていました。なかなか私のその考えが伝わらなかったのですが、身内意識を捨てて「私をお客さまと考えて、コンセプトやゾーニングを提案してください」と投げかけ、やり取りを繰り返しました。その最終案が現在の、住宅空間をコンセプトにして教室の一部をオープンスペースにした空間でした。
 電話で出前を頼んだり、お店に行って食事をする私たちの生活様式を変えたのがウーバーイーツです。私たちは引き続き、スキャナットを進化させ、宅配代行サービスのウーバ―イーツのように、スマートフォンですべて完結できるサービスの構築をメインストリームとしてこれから進んでいきます。
 部屋に置いてある家具を把握して、色味も寸法もわかっているのに、いまあるネットショップで検索して欲しい家具を探すのは大変なことです。しかしこのサービスなら、予算と好みに合わせて、その空間にぴったり置ける家具を簡単に行き着いて選ぶことができます。
 さらにその先は、内装から資金調達までのさまざまな領域へとプラットフォームを広げ、だれもが思い通りにリフォームできる世界を目指します。「スキャナットで事前にスキャンしておけば、住まいに関するすべてがその場でそろう」。私たちは、そんな未来を実現させていきます。

りゅう・えいしゅん(Bruce Liu)  中国広東省生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。⼤手外資系企業ファイナンス関連業務、会社統合に伴う業務改⾰、戦略経営財務関連コンサルティング、データモデリング等業務を経験。2019年にnat株式会社設立。MENSA会員/ACCA Diploma in Financial and Management Accounting。マルチリンガル(広東語、北京語、英語、日本語)。

【関連記事】
神宮前に新拠点誕生!AIスキャン技術で暮らしの購買体験を根本から変える

エビデンスに基づく「アートオフィス」の挑戦 秋には国際オンライン講座も開講へ nat上級顧問兼町田ひろ子アカデミー校長 町田 ひろ子 氏に聞く


ニュースの最新記事