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★確かな目利きで家具材特別販売 22日にムラモト銘木市

押水物流倉庫でムラモト代表取締役の村本喜義氏。能登半島の被災地へ炊き出しや食料などの物資支援も行う。木の温もりが伝わってきた
木材の見せ方を工夫している専務の村本大氏

 毎月22日前後に銘木市を開催しているムラモト(石川県金沢市)。その回数は実に170回を超える。2020年からはオンラインでのライブ配信も開始した。
 今年は1月22日に押水物流倉庫(石川県羽咋郡宝達志水町)でリアル開催すると同時に、21日から31日まで家具造作材の特別販売をオンラインで動画配信する。
 昨年11月は創業60周年を記念した大売り出しを行い、今年7月には180回を記念する銘木市を開催する。当たると20〜90%割り引きとなるルーレットチャンスも人気だ。
 銘木市が開催される押水物流倉庫には1000枚以上の無垢材や幅はぎ加工した一枚板などの仕上げ材がずらりと並ぶ。ウォルナット、タモ、ブラックチェリー、スギ、ヒノキ、ヒバなど国内外の樹種は約80種類に及ぶ。現在は国産材が6割ほどを占めているという。
 目標100樹種を掲げる同社代表取締役の村本喜義氏は「とことんクォリティーを追求した商品を出していきたい」と話す。新建材のような「木を必要以上に加工した商品」は扱わない。無垢にこだわる。社長自ら目で見て選んで全ての木材を仕入れ、値札を張っていく。
 昨年8月には倉庫の半分を大リニューアルした。専務取締役の村本大氏は「ライブ配信も考えながら木材を見せるスペースを増やした」という。
 個人の職人から商社まで幅広いファンがリアルに、あるいはオンラインでムラモトの銘木市を訪ねている。

確かな目利きで加工され選別された木材が並ぶ

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