ニュース2024.12.13
カリモク家具(愛知県知多郡東浦町)は12月11日、飛騨市産広葉樹林を活用する「ヒダモクプロジェクト」をスタートすると発表した。同社によると飛騨市産の広葉樹材で製作した家具17製品が、このほど飛騨市のふるさと納税返礼品に登録され、19日から受付が開始される。
このプロジェクトは飛騨市が進める「飛騨市・広葉樹のまちづくり」に賛同してスタートした。飛騨市は市域面積の9割が森林で、そのうち民有林の約7割が広葉樹林という。広葉樹林は多種多様な樹種で、小径もしくは曲がりがあるなどの形状から家具材として使いづらく、伐採した木のほとんどは細かくチップとなり紙の原料などで市外に販売されてきた。
飛騨市・広葉樹のまちづくりは、広葉樹を安価なチップ材ではなく、新たな活用方法を生み出し、価値向上につなげ、そこから生まれた利益が森林に還元される持続可能な仕組みの構築を目指している。
カリモク家具の飛騨市産広葉樹のふるさと納税返礼品の詳細は19日に発表が予定されている。
広葉樹家具で林業への貢献図る
カリモク家具・加藤正俊社長の話 カリモク家具では「木とつくる幸せな暮らし」をミッションとして、お客さまのよりよい暮らしに貢献すべく取り組んでおります。
日本は世界でも有数の木材資源の豊かな国ですが、家具に使える広葉樹は適切な管理が進んでおらず、海外からの輸入に頼っています。
そこで弊社では環境に配慮した循環型のモノづくりを実現するため、今まで家具づくりに活用されてこなかった曲がった木や節の多い木、小径木などを、自社の乾燥・接着・木工技術を駆使し、家具用材として活用することで、国内林業への貢献を図っていきたいと考えています。
今回、飛騨市産地材活用の経験を積み重ねることで知見を増やし、地域と連携した家具づくりを目指してまいります。
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