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★伝統のあかりを現代のインテリアに 中川政七商店、提灯メーカーと新製品

ポータブルライト「TORCHIN」

 中川政七商店(奈良市東九条町)は6月26日、八女提灯の「火袋」メーカー・シラキ工芸(福岡県八女市)と共同で、ポータブルライト「TORCHIN(トーチン)」を開発、7月3日にオンラインショップと一部直営店で発売すると発表した。その後、全国のインテリアショップならびにシラキ工芸直営店でも販売の予定。
 同社によると、この製品は提灯をモチーフにした幾何学的なデザインが特徴で、手漉き和紙を通した光は均一に拡散し、現代の暮らしに安らかな時間をもたらすとしている。
 製品は①SQUARE(四角)②BELL(鈴)③OVAL(楕円形)④VERTICAL(垂直)⑤CIRCLE(円)―の5タイプ。サイズは幅100~160㍉、高さ200~280㍉。LEDを光源に約170ルーメンまで3段階で調光可能。充電式リチウムイオンバッテリーを使用し、食卓や寝室などさまざまな場所に持ち運べる。税込み価格は2万4200円~3万3000円。
 このほか火袋に企業ロゴやメッセージを入れた別注モデルも受注するという。
 八女提灯は200年の伝統を受け継ぐ盆提灯だが、仏具・提灯業界の衰退により作り手がこの20年で3分の1に減少している。シラキ工芸は、八女提灯を未来へ継承していくため中川政七商店の協力で今回、同社初となるインテリア商品に取り組んだ。
 詳細は中川政七商店オンラインショップ

福岡の伝統工芸・八女手漉き和紙を使用
7人の若い職人で伝統の継承に取り組んでいるシラキ工芸
ロゴやメッセージを入れた別注モデルも

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