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★東京を「木の都市」に 4月18日から企画展「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」

東京海上グループ新・本店ビル
世界初の木質3Dプリント建築構造物(三菱地所設計デザインスタジオ)

 日本デザイン振興会(東京都港区)は4月15日、企画展「TOKYO WOOD TOWN 2040 山と木と東京」を4月18日から5月19日までGOOD DESIGN Marunouchi(東京都千代田区)など都内5会場で開催すると発表した。山と都市をつなぎ循環をもたらすデザインを通じて2040年までに東京を「WOOD TOWN」に変えていく方策を展望するとしている。
 各会場ごとにテーマを設け、建築家、デザイナー、アーティスト、研究者らによる企画展示やトークイベント、ワークショップなどが予定されている。
 各会場の催しの概要は次の通り。
 ①山と木のデザイン大全展(GOOD DESIGN Marunouchiほか)=日本の森林の現状と課題を可視化し「都市ができること」を探究するとともに、分断した山と都市を新しい視点でつなぎ直す。グッドデザイン賞・ウッドデザイン賞の受賞デザインをはじめとするさまざまなデザインやクリエイターの実践を紹介。
 ②都市木造展(TOKYO WOOD TOWN2040都市木造スタジオ)=中高層の木造建築を設計中の設計事務所を模した空間で、2021年以降増加している都市木造プロジェクト11件を模型とパネル、都市模型を使って紹介。5月12日まで。
 ③6steps 森の営みから生まれるダンス(YAU CENTER)=振付家でダンサーの木村玲奈氏による目で見て触れて体験できるダンスプロジェクト。
 ④貫構造の可能性(国際ビル1階エントランス)=貫構造の仕組みとそれによって生まれる空間を、木遣り台や清水寺本堂、大阪・関西万博リングの模型で紹介。
 ⑤日本の木造技術、高層木造建築の歴史と未来(東京ミッドタウン八重洲アトリウム)=法隆寺五重塔をはじめとする伝統木造から黎明期の都市木造、2026年完成予定の高さ80㍍を超える超高層の都市木造までを40分の1の建築模型で時代に沿って俯瞰する。
 ◆「TOKYO WOOD TOWN 2040山と木と東京」の詳細は日本デザイン振興会公式サイト

法隆寺五重塔から超高層の都市木造まで模型で展示
YAU CENTER「木層の室」
ダンスプロジェクト「6steps」

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