ニュース2024.03.02
輸出向けの組み立て家具の製造・販売が好調なエコメートは、MIFF2024に合わせて拡充したというリビング、寝室、デスクなどのラインアップを一堂にそろえ公開し、国外からのバイヤーに向けてさらなる販路拡大を図った。
同社は、2016年に設立。アジア、欧州、北米など30カ国・地域以上に組み立て家具を輸出している。19~21年に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴うロックダウン(都市封鎖)や在宅勤務の広がりで需要が増加し、事業が大きく成長。昨年には上場先であるマレーシア証券取引所で新興・成長企業向けACE市場から、大企業を中心に構成されるメイン市場へのくら替えを果たした。
同社の担当者は家具新聞に対し、新作の中からマレーシアのラバーウッド(ゴムノキ)を使ったキャビネットをはじめ、素材を統一して組み立てられるリビング、ダイニング、寝室回りの製品を紹介。また「直近では世界経済の見通しが不透明になり、地政学的な緊張が高まる中でも、オーストラリアと中東向けの需要が増加している」と話し、こうした市場を中心に販路を拡大させていきたい考えを示した。
地元メディアによると、同社は昨年、新工場を建設する計画も発表した。新工場は今年第4四半期に稼働する予定だ。これにより同社の生産能力は現在の1・5倍に増強されるという。
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