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★盛大に新年を祝う 神奈川県家具協同組合、2年ぶり賀詞交歓会

新年のあいさつをする横内理事長
ものづくりの心の伝承を応援したいと語る黒岩神奈川県知事

 神奈川県家具協同組合は1月22日、横浜市中区のホテルニューグランドで新年賀詞交歓会を開催した。コロナ禍のため昨年は開催を見送ったため2年ぶりで、組合員ら約80人が盛大に新年を祝った。
 冒頭、横内昭次郎理事長があいさつに立ち「昨年は23年間理事長を務めた神谷光信理事長が退任され、私がバトンを引き継いだ。副理事長には若手4人を登用。かなもく塾が活発に活動し、6月には、よこはま匠フェスティバルを開催した。11月には理事の藤元晶扇さんが黄綬褒章の栄誉に輝くなど、技能面でも充実した1年となった。優れた技能を称え、組合員一同、喜びを分かち合いたい」と語った。
 今年の賀詞交歓会は、昨年11月に黄綬褒章を受章した藤元晶扇理事(晶扇コーポレーション)の祝賀会を兼ねて行われ、組合から栄誉を称える表彰状と花束が藤元氏に贈られた。
 このほか昨年度「神奈川県の名工」に選ばれた三富啓成氏(ダニエル)、「横浜マイスター」の吉田昌義氏(ダニエル)、首席検定委員を務めた福田光位氏、昨年の技能検定で1級技能士資格を取得した6人の計10人が表彰を受けた。

黒岩神奈川県知事 ものづくりの伝承高く評価

 来賓として出席した黒岩祐治神奈川県知事は「今年は元旦早々大きな地震が起き、たくさんの方が亡くなられた。心からの哀悼とともに、被災された全ての皆さまにお見舞いを申し上げたい」と語り、神奈川県として被災地の復旧に長い時間をかけてでも支援を続けたいという意向を示した。
 また、黒岩知事は今年の課題に触れて「デジタル革命が進む中でも、人間として残すべきは『ものづくりの心』ではないか。これをきちっと伝承させている皆さまを心から応援したい。皆さまとしっかり手を取り、伝統を継承していく取り組みを共にやっていきたい」と語った。

昨年黄綬褒章を受章した藤元晶扇理事㊧と、表彰状を授与した咲寿義輝副理事長
2年ぶりに盛大に開かれた賀詞交歓会
閉会の辞を述べる細貝昭一氏ら4人の副理事長

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