ニュース

★アジア・ファニシング・フェア15日開幕 海外から過去最多 「PALM LOOP」採用製品も

昨年のアジア・ファニシング・フェア

 異業種やアジアをはじめとした海外との交流の舞台となるアジア・ファニシング・フェア(AFF)が11月15日から、東京ビッグサイト東5ホールで開幕する。住宅やリフォーム関連、木材事業者が来場する「Japan Home&Building Show」、ファブリック大手企業が出展するJAPANTEXも同時開催される。主催は一般社団法人アジア家具フォーラムと一般社団法人日本能率協会。

 今年で8回目となるAFFの開催は、17日までの3日間。ソファやベッド、収納家具のほかに、家具用の部材や建築材、ソリューションテクノロジーなど家具インテリアに関連するさまざまな製品や情報が集まる。
 同時開催される展示会との相乗効果も期待され、3展合わせて2万5000人の総来場数を見込んでいる。AFFの出展社は137社・団体。海外からは、中国、マレーシア、台湾、ベトナムなど過去最多の88社が出展する。
 ホームユース家具だけではなく、ホテルやオフィス向けのコントラクト系の製品やECサイトでの提案に適したノックダウン家具、特定の市場を対象とした在宅勤務・学習用家具やペット用家具インテリアなどの展示製品が並ぶ。今回は、家具と家電が融合したインテリア家電、家具を効率よく提案するためのデジタルプラットフォーム、アウトドア家具なども出展される。
 AFFを主催するアジア家具フォーラムでは、家具インテリア業界内でのSDGsへの意識を高め、社会に積極的に貢献するための活動を行っている。その1つが、パナソニックハウジングソリューションズが技術開発したアブラヤシ廃材を活用した「PALM LOOPボード」。既存のMDFの代替としてこのボード1枚(2・5㍉厚3尺×6尺サイズ)を使用すると、5・6㌔㌘相当の体積の二酸化炭素(CO2)削減に貢献できるという。ボードを使用した枚数に応じて、一般消費者がその製品を購入するとどれくらいCO2減に貢献できるのかを数値化することが可能となる。
 AFFでは、昨年に引き続き「PALM LOOPボード」を見ることができるブースを設けて取り組みの背景を掲示し、ボードの採用家具製品が展示される。

ニュースの最新記事