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★ポイントゼロ・マルノウチにFSC認証材家具 丹青社、環境対応会議室をデザイン

製作されたサイドテーブルとコートハンガー
ポイントゼロ・マルノウチのカーボン・オフセットルーム

 商業施設や文化施設などの総合ディスプレイを展開する丹青社(東京都港区)は6月7日、FSC認証木材のみで構成したサイドテーブルとコートハンガーを製作、東京都千代田区のpoint 0 marunouchi(ポイントゼロ・マルノウチ)内に新設されたカーボン・オフセットルームに同日納入したと発表した。
 同社によると2製品は、適切に管理された林産物を使用し、最終製品までの製造・保管を含む加工・流通過程でも正しく管理を行った同社初のFSC認証規格に適合するオリジナル家具としている。
 ポイントゼロ・マルノウチは、未来のオフィス空間実現を目指すコワーキングスペースとして多数の企業が運営に参加している。今回の会議室改装は丹青社がデザイン・施工を手掛け、空間コンセプト「見えない“何か”のカタチ」に合わせてデザインした家具を設置することで、利用者の環境意識向上に向けた一体感のある空間創出を目指したという。
 また会議室改装に当たって排出されるCO2約10㌧を削減したとしている。

 持続可能社会へ会話のきっかけづくり

 ◆point 0 石原隆広社長の話

 今回の会議室改装は、単なる改装における環境負荷低減が目的ではなく、今後の空間づくりを通じたカーボンニュートラルの実現、point 0参画企業と取引先を含む関係各社とが、サステナビリティ社会の実現に向けて会話するきっかけづくりを目的として実施した。
 会議室にはFSC-CoC認証材を使った家具を使用するなど、実際に具体事例を示しながら議論できる環境を用意することで、自分ごととして何ができるのかを考えられる空間としての活用を目指していく。
 ◆丹青社・深谷徹取締役の話
 今回、適切に管理されたFSC認証木材と丹青社のデザイン力を掛け合わせることで、持続可能な課題解決を目指す、当社でも先駆的な取り組みの一つとなった。納入した製品は、当社においてFSC認証規格に適合する家具製作の第一弾となるが、今後もサステナブルな社会実現に向けたさまざまな取り組みを進めていきたいと考えている。

石原隆広point0社長
深谷徹丹青社取締役

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