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★デジタル技術で「職人技」再現 岐阜県と雉子舎など、椅子座面の自動加工機を開発

加工された座面

 岐阜県生活技術研究所は、木製椅子の座面をデジタル技術を活用して自動加工する座彫り装置を岐阜県高山市の木製家具メーカー・雉子舎(きじや)などと共同開発した。6月に市販第1号機を出荷予定という。
 この装置は、座り心地を向上するため座面を曲面で削り出す装置で、製品の原型を倣(なら)い装置でなぞりながら切削加工する従来の方法に対して、倣い装置の動きを計測・データ化し、記録された動作で座面を切削する。
 同研究所によると、従来法では切削技術を持つ熟練者が必要なほか、倣い装置が常に原型に接触するため型がすり減るなどの課題があった。
 新装置では、最初に計測したデータにより加工が行われるため、1回の倣い動作で職人技の切削加工が自動で再現できるという。
 今回の開発では、雉子舎の音羽俊幸社長が装置を考案。高山市の産業用機械メーカー・共栄製作所が設計製作を担当し、両社と県が特許を共同出願した。

新開発の座面加工機の工程(手順①)
新開発の座面加工機の工程(手順②)
従来の座彫り加工

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