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★世界から革新的なデザイン集結を 「SHIFT DESIGN」テーマにオルガテック東京開幕

西館アトリウムのエクスペリエンスエリア(右)とホームオフィスの「+Wの空間」(左)
西館アトリウムで開催されたオープニングセレモニー

 アジアを代表するオフィス家具の見本市「オルガテック東京」(ケルンメッセ、日本オフィス家具協会主催)が4月26日、東京ビッグサイトで開幕した。28日までの3日間で3万人を超える来場を見込んでいる。
 ドイツのオフィス家具見本市として70年の歴史を持つ世界最大級のオフィス関連見本市「オルガテック」。日本に昨年招致されて2回目となった今年は、約2倍のスペースに日本を含む14カ国から、初出展78社を含む127社・団体(国内82社、海外45社)が出展した。
 ケルン見本市会社アジア太平洋統括部長のマティアス・キュパー氏はオープニングセレモニーで「ちょうど1年前の今日、私たちは新しい時代の幕開けを迎えた」と主催者あいさつを切り出した。「昨年10月にケルンで開催されたオルガテックでは、出展者数がコロナ以前との比較で約90%まで回復しており、オフィス家具市場はニューノーマルに落ち着くことなく、常に変化をし続けていることが明らかになった」とコロナ後の市場の変化を話した。
 今年のオルガテック東京のテーマである「SHIFT DESIGN」については「優れたデザインが、変化し続ける社会、ワークスタイル、ライフスタイルにどのような影響を与え、より良いものに変えていくことができるかを考察するもの」と説明した。
 さらに「世界に大きな影響を与えた日本のイノベーションは数え切れないほどある。これらのイノベーションはすべて、優れた革新的なデザインによって可能になった」と日本開催を位置付け「日本、東アジア、そして世界から、オフィスデザイン・家具業界のリーダーたちが集結し、オルガテック東京を起点として、次世代の素晴らしいデザインが生まれることを期待する」と述べた。
 最後に「今から54時間の間、デザイン、アイデア、ネットワーキング、交流、そしてイノベーションに満ちたイベントを心ゆくまで体感してほしい」と締めくくった。
 「エクスペリエンスエリア(Xperience Area)」として主催者が提供する西館アトリウムの空間は、緑で覆われた交流の場となっている。エリア内のステージではセミナーが行われ、きょう17時から「ベストプレゼンテーションアワード」の表彰式、今回初めて催されるレセプション「オルガテックナイト」が予定されている。
 来場受け付けが終了する17時以降に開催される「オルガテックナイト」は、ステージだけではなく会場全体を舞台に行われる。各ブースで飲食が提供され、交流を深める場として開放される。
 アトリウムに設けられた「+Wの空間」は、住まいにおける働く場をテーマにした展示が行われている。「+W」とは、リビング、ダイニング、キッチン(LDK)の居住空間にW(Work)をプラスした考え方を意味する。さまざまなブランドによる「+W」な製品が配置され、これからのホームオフィスを提案している。
 オルガテック東京の参加国は次の通り。日本、中国、デンマーク、ドイツ、香港、イタリア、マレーシア、シンガポール、韓国、スペイン、スウェーデン、台湾、トルコ、アメリカ。

オープニングセレモニーであいさつするケルン見本市会社アジア太平洋統括部長のマティアス・キュパー氏
オープニングセレモニーのテープカット。左からケルン見本市会社アジア太平洋統括部長のマティアス・キュパー氏、オカムラ代表取締役社長執行役員の中村雅行氏、経済産業省製造産業局生活製品課企画官の塚本裕之氏、一般社団法人ニューオフィス推進協会会長の三栖邦博氏、一般社団法人日本オフィス家具協会会長の黒田章裕氏
「+Wの空間」でこれからのホームオフィスの提案が行われた

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