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★サスティナブル防災を提案 広浜、段ボール畳ベッド

段ボール畳ベッド「カラートン」
昼はベンチやテーブルとして使用

 畳・家具製品企画、製造、販売の広浜(こうひん、広島県山県郡北広島町)は3月11日、段ボール畳ベッド「カラートン」を発表した。防災用の組み立て式ベッドで、使用を終えて処分する際は着火材・燃料として利用でき「捨てない」サスティナブル防災製品として提案している。
 同社によるとカラートンは芯材に木材ボード、ベッド表面は樹脂製の畳おもてを使用。ナイロンや金属を使わず、燃やしても有害物質はほぼ発生せず環境に優しいという。
 工具不要で組み立てられ、使用サイズは幅98×長さ192×高さ34㌢。また保管時の梱包は幅約99×奥行き57×厚さ11㌢で、スペースをとらず収納でき、一個当たりの重量は約4・7㌔㌘と軽量で移動が容易なのが特徴。
 このほか①断熱性、弾力性による快適さと、畳の視覚、触覚による安心感②昼はベンチやテーブルとして使用、夜はプライベート空間を保って就寝可能で、避難先でのエコノミークラス症候群を防止③高耐久性で繰り返し使用が可能―などの特徴をあげている。
 同社は1916年創業の畳・家具の製造販売会社。洋風化が進む暮らしの中でも「落ち着ける空間づくり」を目指して畳やオリジナル家具を企画、暮らしにより多くのなごみを提供するとしている。

外箱をパーテーションとして使用可能
工具不要で組み立てが容易
使用後は細かくなり、着火材・燃料に

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