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★「森の歌を歌いたい」 ミス日本みどりの大使・上村さや香さん

2023ミス日本みどりの大使に選ばれた上村さや香さん
2022みどりの女神、成田愛純さんと「キノハナ」

 今年1月「ミス日本みどりの大使」に選ばれた上村さや香さんのお披露目会が2月24日にオンライで開催された。みどりや木の現代的な価値を広く社会に発信するためミス日本コンテストで選ばれる、みどりの女神の名称が今年から、みどりの大使に変更された。コンテストを主催するミス日本協会では、広報を推進する役割をより明確にするためとしている。
 2023みどりの大使に選ばれた上村さや香さんは日本大学芸術学部卒業。ギター歴は12年でシンガーソングライターを目指し、2019年にソニーミュージックからメジャーデビューした。
 作詞作曲した曲を野外ライブで歌い、SNSでも発信。その中の1曲「スクロールがやめられない」はTiktokで520万回視聴されるヒット曲になっているという。
 この日は、能登ヒバ楽器プロジェクトで作られた国産材のギターを演奏した。
 「これから1年、みどりの大使の活動の中で、このギターで歌を届けられたらと思います。成長するまでに40年から100年かかるという森の歌、木の歌も作りたい」と話している。
 お披露目会では、昨年のみどりの女神・成田愛純さんの1年間の活動が報告された。成田さんは女優やモデルの経験を生かして、全国60件以上のイベントなどで活躍。この日は、長野県北相木村の「キノハナ」作りに挑んだエピソードが紹介された。
 キノハナは林業で発生するかんなくずで作られる造花で、デザイン性の高さから2019年にWOODデザイン賞を受賞。ミス日本コンテストの審査員バッチにも採用され、花束がみどりの女神受賞者に贈られている。
 成田さんは「植樹祭などに参加する中で、森林や林業の素晴らしさを知り、チェーンソーの講習を受けるなど開眼と挑戦の1年でした。何よりも知ることがとても大切だと思います」と語った。

オンラインであいさつする成田愛純さん㊤と、上村さや香さん㊨
能登ヒバ楽器プロジェクトで作られたギターを披露する上村さん

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