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★サステナブル素材を多用したソファ開発 モーブル、1月5日から受注開始

Grow
フレームにセンダン材を採用

 モーブル(福岡県大川市)は12月21日、コメを原料の一部に配合したバイオマスプラスチックや早生広葉樹センダンなど、サステナブル素材を多用した新作ソファ「Grow(グロー)」の受注生産販売を2023年1月5日から開始すると発表した。
 同社によると、このソファは累計1万5千台以上を販売している「ごろ寝ソファ」シリーズのサステナブルモデルとして環境負荷を抑える素材の調査と試作を重ねて開発された。一般ユーザーのほかに、環境問題に関心が高い旅館などでのエキストラベッドとしての導入を見込んでいるという。
 使われている素材は、座面とピロークッションの中材に同社開発の「ライスウェーブ」(ポリエチレン90%、非食用米10%)。座面クッション材として植物由来原料50%以上のウレタン「ECOLOCEL」。張地の縫製にはリサイクル糸を使用した特紡糸。本体フレームには成長の早いセンダン材を採用している。
 機能面の特徴は①ほどよい硬さ、高反発性があり、疲れにくく耐久性に優れる②座面を手前に引くだけで奥行きの伸縮が容易③中材のライスウェーブは水洗いでき、清潔に保てる―など。
 製品サイズは幅1990×奥行き815×高さ680㍉。伸長時の奥行きは1160㍉。座面高365㍉となっている。メーカー希望価格は税込み26万8000円。
 同社では1月11日~12日に大川産業会館(福岡県大川市酒見221―3)で開催される第50回大川家具新春展にGrowを出品。終了後は本社ショールームまたは東京ショールームに展示予定としている。

座面を引くと伸縮する
ライスウェーブは水洗い可能
Grow

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