ニュース2022.12.26
2022年6月、世界最大規模のデザインイベント「ミラノデザインウィーク」が3年ぶりにイタリア・ミラノで開催されたが、学生や次世代クリエイターがコロナ禍で断念せざるを得なかった作品の出展を実現させようという取り組みが、日本DESIGN BANKが主催する「budbrand(バッドブランド)2022」コンテストで進められていた。
budbrandは、つぼみ(bud)をきれいに咲かせる(brand)の意味。若きクリエイターの世界への挑戦を後押しし、ミラノの街で感じた世界のデザインから受け取る刺激や世界観が、今後の日本のデザインに「花を咲かせる」、「つぼみ」となり得る挑戦を目指している。
日本DESIGN BANKは、2016年からミラノデザインウィークへの作品出展を支援。コロナ禍前の19年にはデザイナー、学生らの13作品が出展された。
2022年のプロジェクトでは、福岡市中央区に本社を置くメディアプランニング会社のフェルマータ(江上陽一社長)がスポンサーとして参加し、ミラノデザインウィークへの作品出展の実現に貢献した。同社によると、今回はコロナ禍の影響で出展できなかった過去3年分の作品を再出展するという目的を知り、一助になればとスポンサーとして支援するに至ったという。
4月にスタートしたクラウドファンディングを成功に導き、6月のミラノデザインウィークでの作品展示を実現することができた。
出展作品は▽budbrandアワード・グランプリを受賞したデスクオーガナイザー「kagikakko.」▽準グランプリの工芸作品「夢を更新するだるま」▽奨励賞「Love 炭」▽佳作に選ばれたストレージテーブル「ArrayPolar」▽同・パーテーション「cross」―など。
bud brand会場には世界からの来場者が訪れ、日本のデザインに多くの関心が寄せられたという。
◇bud brandの詳細は公式ホームページ
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