ニュース2022.12.12
10月に開催された飛騨の家具フェスティバル会場で、日進木工の北村卓也社長が「見せたいものがある」とブース裏手のベールを取って見せてくれたのは、なんとウイスキー樽(たる)だった。舩坂酒造店の有巣弘城社長を招いたトークショー「飛騨ウイスキーの夜明け」で北村社長はウイスキー樽を初めて披露した。国内で次々とウイスキーの蒸留所が生まれているが、国産樽を製造しているところは少ない。そこに目を付けた北村社長は、事業再構築補助金を活用して木工技術と自社の木材資源を生かして樽作りの新規事業に乗り出した。「飛騨の小麦を原料に飛騨で蒸留して飛騨の木で作った樽で熟成させたオール・メード・イン・飛騨ウイスキーを作りたい」。樽作りから地域活性化へと夢は広がる。
ユーカリプタスのダッコロッキングチェアを開発した田仲洋二朗氏は、もともと木材をチップにしてリサイクルする機械を販売する会社を経営していた。チップにするにはもったいない丸太を製材して趣味で家具を作り始めた。腕前が上がった3作目にダッコロッキングチェアを発案し、天童木工のスギの成形合板技術を使って海外でも評価される製品を作り上げた。そのフィット感と、しなり具合は「マッサージチェアより気持ちいい」という声がある通り心地よかった。
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