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★北欧デザインはなぜ愛されるのか? 【新刊書】渡部千春著/「北欧デザイン」の考え方

「北欧デザイン」の考え方——プロダクト、建築、テキスタイル 名作をつくった人と時代とアイデンティティ

 シンプルで洗練された家具や日用品が日本でも年齢を問わず愛され続けている北欧デザイン。その幅広い製品分野の誕生背景や歴史など全体像を解説する著作「『北欧デザイン』の考え方—プロダクト、建築、テキスタイル 名作をつくった人と時代とアイデンティティ」が10月12日、誠文堂新光社(東京都文京区)から発売される。
 環境や社会福祉に配慮した素材選びや生産体制など、北欧のものづくりの思想や価値観が「北欧デザイン」として広く浸透しつつある。
 その一方で、これまでアアルト、ヤコブセン、マリメッコ、アラビアなど、個別のブランドや製品に関する解説本はあるものの、デザイナー同士のつながりや、家具や建築、テキスタイル、工芸、グラフィックなど北欧デザインの諸ジャンルを総合的に解説する日本語の書籍はなかった。
 本書では北欧デザインの全体像を解説するため、その誕生背景から黄金期、日本とのつながり、現在の新たな動きなどをイラスト付きのポイント解説や豊富な写真とテキストにより読み解くとしている。(A5変判、224ページ。定価2970円・税込み)。
 著者の渡部千春(わたべ・ちはる)氏は1969年生まれ。デザインジャーナリストならびに東京造形大学准教授を務める。著書に「北欧デザイン1―3」(プチグラパブリッシング)、「これ、誰がデザインしたの?」(美術出版社)、「北欧デザインを知る」(NHK出版)などがある。
 ◇詳細は誠文堂新光社書籍紹介ページ

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