ニュース2022.08.02
全世界の広葉樹製材の3割はアメリカ広葉樹が支えています。ロシアの広葉樹については、2021年はほとんど中国に輸出していて、2番目はベトナムでした。
アメリカ広葉樹製材の輸出先は中国が抜きんでており、次にカナダとなります。日本は6番目です。欧州ではイギリスが圧倒的に買っています。メキシコも伸びています。中国へはレッドオークが増えており、ウォルナットやアッシュ、ホワイトオークも増えています。東南アジアではベトナムがトップで、インドネシアも最近増えています。
ベトナムは16年ごろは、イエローポプラが多かったのですが、今はホワイトオークやレッドオーク、ウォルナット、アルダーが増えています。
欧州はイギリスの次にドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデンと続きます。ロシア材が入らなくなるので、これからますますアメリカ広葉樹にシフトすると思います。北欧やエストニアへの輸出もかなり増えると思います。
レッドオークの輸出先は圧倒的に中国ですが、イギリスにあるAHECヨーロッパオフィスがレッドオークのプロモートに力を入れており、去年あたりから欧州の割合が増えています。イタリア、スペイン、イギリス、ドイツといった今までレッドオークを使ってなかった国への輸出がかなり増えています。スウェーデンなど北欧、これまでゼロだったリトアニアもロシア材の影響で使い始めています。このように欧州でロシアの影響がかなり出ています。
環太平洋地域のアメリカ広葉樹の輸出は、日本が圧倒的にトップで、韓国、オーストラリア、ニュージーランドと続きます。ホワイトオークやウォルナットの輸出も順調に回復しています。日本は量的にはそう多くはないのですが、単価としては一番高い材を買っていただいています。
樹種別でみると、日本はホワイトオーク、レッドオーク、アッシュ、メープル、イエローポプラ、チェリーあたりを使っています。
アメリカ広葉樹のツキ板に関しては、イタリアなど欧州、インドネシアなどへの輸出量が増えており、全体的にも伸びています。
今年と昨年の1~4月の輸出量を比較すると、日本への丸太輸出は今年が1万3560㌧で昨年とほとんど変わりません。製材に関しては今年は2万1504㌧で昨年より約40%増えています。
樹種別でみると丸太は、ウォルナットが3割強増、ホワイトオークは前年並み。製材はホワイトオーク5割増、ウォルナット1割増となっています。レッドオークは4割増です。中国の爆買いは今のところ入っていませんが、レッドオーク丸太だけは6割強増えています。中国向け製材は、ホワイトオークが若干増えて、レッドオークは減っています。
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