ニュース2022.03.30
東京ガスコミュニケーションズ(東京都新宿区)は3月24日、大気中のCO2を固定させた木材をできるだけ多く使用することで脱炭素社会を目指す国産木材家具「CARBON STOCK FURNITURE(カーボンストックファニチャー)」が販売開始から1周年を迎え、全国各地に導入された製品のCO2総固定量が3月現在で19㌧を超える見込みであることを明らかにした。
この製品は同社と建築設計・デザインのHAGI STUDIO(東京都台東区)が共同開発したローテーブル、カウンター、ソファ、デスクの4製品。105×105㍉の角材を積み上げたような重厚な形が特徴で、素材には産地の特定できる国産杉材を使用し、加工を最小限にすることで、木材を再利用しやすいよう配慮しているという。
東京ガスコミュニケーションズによると「都市を森林の貯蔵庫に還す」ことをコンセプトに、より多くのCO2を家具として貯蔵できるように設計。固定したCO2量をそれぞれの家具に印字し可視化している。
製品の仕様は次の通り(価格はいずれも税込み)。
①ローテーブル(幅1200×奥行き540×高さ467㍉)▽重量約107・92㌔㌘▽天板・10㍉厚フロートガラス、飛散防止フィルム▽CO2固定量91・47㌔㌘▽参考価格22万5500円から。
②カウンター(幅3000×奥行き685×高さ1047㍉)▽重量約665・90㌔㌘▽天板・10㍉厚フロートガラス、飛散防止フィルム▽CO2固定量667・01㌔㌘▽参考価格78万6500円から。
③ソファ(幅1800×奥行き540×高さ455㍉)▽重量約106・69㌔㌘▽座面・布地、ウレタン▽CO2固定量91・47㌔㌘▽参考価格28万6000円から。
④デスク(幅3000×奥行き1265×高さ755㍉)、飛沫防止用アクリルパネル設置時の高さ1388㍉▽重量約461・78㌔㌘▽天板・10㍉厚フロートガラス、飛散防止フィルム▽CO2固定量369・71㌔㌘▽参考価格96万8000円から。
これら基本の4製品のほか、導入先の空間に合わせた特注も可能としている。
CARBON STOCK FURNITUREの詳細は公式ブランドサイト。
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