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★【年頭所感】新しいあり方を模索し前に進める時期 日本家具産業振興会会長 岡田 贊三

岡田贊三氏

 明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては輝かしい新年をお迎えになり、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 一昨年来のコロナ禍により世界は大きく変化し始めており、過去の見直しと新しい価値観の醸成がされつつあると感じています。
 「最大のステークホルダーである地球に貢献できなければ、他のステークホルダーの利益にもかなわない」との論説は、これからは自然と共に生きる会社でなければ存在の継続は難しいとの警鐘と受け取れます。
 SDGsやESGを単なるスローガンではなく着実な行動へと進めるべき時が来たと言えるのではないでしょうか。
 当会としても存続、発展を願うとき、このことを共通理念とすべきではないかと考え、SDGs委員会を立ち上げたところです。
 大それたことではなくても良いのです。方向性を見失うことなく一歩ずつ進めていけるような活動ができれば良いと思っております。
 また、昨年10月には東京国際家具見本市を2年ぶりに開催いたしました。規模こそ小さくなりましたが、コントラクト関係へのアプローチという当初の目標もある程度達成できたと感じています。しかし、この見本市も、新しいあ在り方を模索し、前に進める時期に来ていると感じています。
 コロナ禍で、目前の経営も乗り越えねばならぬ課題が多々あると思います。しかし、未来志向を外してはならないと思っています。当会としてやれること、やらなければならないことを議論し、共通の課題として取り組みたいものです。
 今年こそ当会としても着実な一歩が踏み出せる年になることを願い、また皆さまの繁栄を心から願い年頭のあいさつとさせていただきます。

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