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★家具共同配送サービスを中京・関西エリアに拡大 TriValue「業界のEC化に貢献」

 TriValue(埼玉県さいたま市見沼区)は12月16日、これまで関東1都6県で提供している家具共同配送サービスを、2022年1月8日から中京・関西エリアでも開始すると発表した。これにより大阪府、奈良県、三重県、和歌山県、滋賀県、愛知県に提供エリアを拡大。各エリアの配送事業者を同社システムで接続することで、高品質な家具共同配送サービスを統合されたインタフェースから利用が可能になるとしている。
 共同配送サービスの特徴について同社では▽家具配送に特化した配送事業者をつなぐ高品質な家具配送サービスを提供▽利用者へ各エリアの配送キャパシティのリアルタイムな公開▽配送登録と同時に顧客が選択した配送日、配送時間帯で配送を確定▽郵便番号単位で配送可能日、配送可能時間帯を制御し、配送事業者の負担軽減―などを挙げている。
 家具販売のEC化が進み、より広範囲への家具配送サービスへ期待が高まっている半面、大型家具の配送サービスは、特化した搬入と組立技術を必要とすることから、人材の育成には時間がかかるなどの課題を抱えている。
 同社では各エリアの配送事業者を受注管理システムでつなぎ、ひとつのネットワークとして提供することで家具メーカー、家具小売事業者のEC化に貢献していく方針。
 また、受注管理システムとTMS(輸配送管理システム)を連動し、配送事業者の負荷を削減しながら顧客の利便性の向上と、データ連携も含めたオペレーションコスト削減の仕組みを提供し、今後もエリア拡大を含め物流とITを融合し、サービス強化に取り組んでいくとしている。
 同社は、TAKADAと伊藤忠テクノソリューションズの合弁会社として20年6月に設立。インテリア系大型商品の配送事業者として家具メーカーや小売業に、宅内設置を伴う宅配サービスを軸に配送や倉庫を含めた総合的な物流サービスを提供している。
 問い合わせは同社営業部(電話048・681・5553)。

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