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★「Re・START」テーマに 町田ひろ子アカデミーが公開プレゼンテーション

オンライン公開プレゼンテーションであいさつする町田ひろ子校長

 インテリアのコーディネート・デザインの専門校、町田ひろ子アカデミー(町田ひろ子校長)は12月13日、東京校オンライン公開プレゼンテーションを開催した。生徒の学びの成果を公開し、企業の求人や人材発掘の場として活用してもらうのが狙い。昨年はコロナ禍のために開催が中止となったが、今年度はオンラインで開催し100人を超える企業担当者らが参加した。
 今回の公開プレゼンテーションは「Re・START(リ・スタート)」をテーマにインテリアコーディネーター専門科の生徒8人と、インテリアコーディネーターコース全日制の2チームがプレゼンテーションを行った。
 インテリアコーディネーター専門科の課題は「北青山裏通り ホームドレッシングな暮らしと個性派ショップデザイン」。東京都港区北青山の裏通りの木造家屋の増改築(リノベーション)により、住宅部分はコロナ禍の収束を見据え、客を呼べる空間を提案。店舗部分は立地の周辺条件を踏まえて企画・プロデュースを行うというもの。
 生徒からは、旅気分を味わえる住宅、東洋と西洋が融合した住宅、コミュニケーションを重視した家、在宅ワークと暮らしの両立など、さまざまな空間コーディネートが見取り図やイラストの映像を交えて披露された。
 また店舗部分については、各種ウエアやグラス(ガラス器)、スパイスなどのほか、シャンパンハウス、和紙製品、金継ぎなど、ユニークなショップが提案された。
 どちらの企画も具体的な予算とともに、実際の立地に適した住宅・店舗の運営を前提としたアプローチが目立った。
 インテリアコーディネーターコース全日制(1年間通学コース)の課題は、築16年程度の4階建てマンションの3階を対象物件とした「プレミアム賃貸へのリノベーション」。クライアント企業は、この物件の一室を家具付きプレミアム賃貸としてコーディネートし、オーナーを募集するという設定で、販売促進とともに、ビジネスモデルとなるライフスタイルの提案を行うもの。
 発表した2チームからは、ホームとオフィスが融合した空間「Tropical Lush~SOHOライフスタイル」と、男性3人のシェアハウス「独身かぞく」が提案された。
 参加した企業からは「クライアントの志向を想定した実践的なプロデュース、プレゼンテーション能力とともに、インテリアが大好きという熱意が強く感じられた」などの感想が寄せられた。

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