ニュース2021.12.01
アメリカ広葉樹輸出協会(AHEC)は10月に開催されたIFFT/インテリア・ライフスタイル・リビングでレッド・オークとヒッコリーを使った家具や内装ドア、キッチンキャビネット扉などを展示した。製作には福岡県大川市、佐賀市(諸富)の家具メーカー3社、広島県福山市のキッチンキャビネット扉メーカー1社、北海道・小樽市の内装ドアメーカー1社の計5社が参加した。
世界的な木材価格の高騰によって、日本の家具業界では、人気のホワイトオークやウォルナットの入手が容易ではなくなっている。今回の「アメリカ広葉樹プロジェクト Red Oak&Hickory」は、日本ではまだ浸透していないレッド・オークとヒッコリーの使用事例を示して、アメリカ広葉樹の理解を深めることを目的に企画された。
IFFTに来場した米国大使館貿易事務所所長のチャンダ・バーク氏は2年ぶりとなったIFFTの開催を祝福するとともに「いままで使っていて入手が容易ではなくなった樹種ではなくて、例えば今回展示されているレッドオークやヒッコリーのように日本にはまだ浸透していないが、世界中で使われている樹種のプロモートを支援しています」と話した。
さらに「レッドオークやヒッコリーを求めているお客さまは、AHECまたは東京と大阪にある米国農務省貿易事務所に連絡をしていただければ、サプライヤーをきちんと紹介してサポートいたします」と両材の安定供給に努めることを強調した。
米国大使館農務部農務官のマリア・ラホスカヤ氏は「アメリカの樹種についてもっと知ってほしい。ホワイトオークやウォルナットの入手が困難になっていますが、アメリカ広葉樹は、サステナブルに管理されています」と話した。
AHECは2013年から「欧州木材規制(EUTR)」に対応する「アメリカ広葉樹環境プロファイル(AHEP)」を導入している。AHEPは17年から施行されているクリーンウッド法にも対応している。
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