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★【アメリカ広葉樹プロジェクト Red Oak&Hickory②】レッドオークとヒッコリーの魅力を発掘 各社の力作勢ぞろい

平田椅子製作所  使用木材:レッドオーク
【フィーカサイドチェア】軽やかでシャープなシルエット。無垢材チェアの軽さを極限まで追求している。
【カディーラテーブル1200】シンプルでコンパクトなダイニングテーブル。ワークデスクとしても使用できる。
レグナテック  使用木材:レッドオーク
【LANDSCAPE Sofa】和風建築の設計思想「庭屋一如」に着想を得たランドスケープ・シリーズのソファ。
【LANDSCAPE Table LALE01】ランドスケープ・シリーズのソファ用テーブル(中央奥)。クッションをのせればオットマンに。
【LANDSCAPE Low Table 80 LALE01】ランドスケープ・シリーズのローテーブル(中央手前)。小型軽量で移動しやすい。

量が豊富なレッドオーク
高い品質と供給の安定性

 米国東部の最大樹種であるレッドオークは、ホワイトワークよりも豊富な量があり、日本の家具メーカーでも樹種の切り替えが進んでいる。産地によって分類され、市場ではノーザンレッドオーク、サザンレッドオークとして流通している。名前は秋の見事な紅葉に由来している。
 辺材は白色から淡褐色で、心材はピンク味のある赤褐色。ホワイトオークは茶褐色系でレッドオークはピンクがかった赤褐色だが、仕上げ加工をするとそれほど大きな差はないと言われる。
 重硬で曲げ強度と剛性は中、高い破壊強度を持ち、スチーム曲げにも優れている。量が豊富であるため、木目が均一で幅広の長尺材も入手しやすい。

人気急上昇のヒッコリー
強いコントラストが魅力

 ヒッコリーの比重は0・75とアメリカ広葉樹の中でも高比重。硬く、密度が高いため、強度が高く、耐衝撃力に優れている。その特性を生かして、テニスラケット、ラクロススティックなどのスポーツ用品や工具、ドラムのスティックなどに使用されてきた。加工には技術を要するが、サンダー加工やつや出しで美しく仕上がる。
 辺材は茶色がかった白、心材は薄褐色から赤褐色。最近では、その色のユニークさと強いコントラストが従来にないカントリーな雰囲気を表現できると米国で人気になっている。その硬度と耐久性を生かしてフローリングやキャビネットに多く使われており、輸出も増えている。

丸庄  使用木材:ヒッコリー
【ソファー203】肘置きから脚部にかけての湾曲したパーツは薄板にしたヒッコリーの積層合板を成形している
【リビングテーブル119】ヒッコリー材の節やバーズペック、ミネラルストリーク等のキャラクターマークを持つ板を集め、素材の特徴や面白さを前面に出して製作している。
福山キッチン装飾  使用木材:レッドオーク、ヒッコリー
【レッドオークおよびヒッコリー框組塗装扉】 
框材にレッドオークおよびヒッコリーの無垢材を使用(中板はツキ板)。ナチュラルな色合いとキャラクターマークを生かしている。(写真はヒッコリー)
【新宮商行】 使用木材:ヒッコリー(表面材にツキ板)、レッドオーク(縦格子に無垢材)
【Half Moon 上弦の月】格子の間から月がのぞいて見えるデザイン。穏やかなヒッコリーの木目に対し、特徴的なレッドオークの格子材が浮き出て見える。

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