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★ 15日開幕飛騨の家具フェスティバル 匠の競演 光る各社の個性  ショールームで新作披露

 伝統と革新の木工技術と空間提案が披露される「飛騨の家具フェスティバル」(飛騨の家具フェスティバル実行委員会、飛騨木工連合会主催)が11月15日から17日までの3日間、岐阜県高山、飛騨の両市で開催される。当初10月2日に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を遅らせ、密集を避けるため今年もメイン会場を設けずにショールームなどで新作を披露する。各社は万全の感染対策でフェスティバルに臨み、個性豊かな展示が繰り広げられる。
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 毎年5日間の日程で開催されていた飛騨の家具フェスティバル。今年はコロナの影響で3日間に短縮して開催されるが、例年にまして内容の濃い展示が繰り広げられる。
 新作披露の会場は、飛騨、高山両市の各社ショールームや街中のギャラリー。高山駅前にはフェスティバルの案内所が設けられる。飛騨・世界生活文化センターでは、飛騨の家具アワード家具デザインコンテスト入賞作品、飛騨の匠1300年の歴史や家具の変遷のほか、飛騨の家具メーカーが手掛けた数々の椅子が展示される。また同センターでは、岐阜県木工デザイン協会に所属する個人や企業の従業員が、新たなアイデアをもとに創作した製品をコンペ形式で展示する「2021匠・DNA展」が開かれる。今回は「永続性」をテーマに自由な発想で創造した入賞作品を展示する。柿下木材工業所は村半(高山市若者等活動事務所、下二之町)で展示を行う。
 イバタインテリアは、昨年発表した「THE」シリーズのブラッシュアップと、代表作の「木楽」「Sign」に追加アイテムを導入し、商材としての活性化を図る。
 柏木工は、ブランド「KASHIWA」の特徴である「建材と家具の融合」と壁面収納から始まる総合提案を軸に、商品だけでなくビジネススタイルの提案と、発売20周年を迎えた「CIVIL(シビル)」による空間展示も披露する。
 シラカワは、昨年度発表した「WOODY WORK STUDIO(ウッディワークスタジオ)」で新しいワークスタイルを国産カバ材を使って提案する。
 日進木工は、リビングアイテム中心に展示。「お家時間」が増える中で、汎用(はんよう)性の高いのソファのサイドテーブルが好まれる傾向を考慮した製品を披露する。
 ロゴを刷新するなど100周年記念事業を展開してきた飛騨産業は、3Dによる切削技術を駆使した「SHINRA(森羅)」をはじめ、隈研吾氏とのコラボによる「KUMAHIDA(クマヒダ)」のラウンジモデルなどを一堂に展示する。

<strong>展示ショールーム、ギャラリー
①ARTS CRAFT JAPAN
 ショールーム 山麓壱 高山市朝日町上ヶ見40-1
②株式会社イバタインテリア
 本社ショールーム 飛騨市古川町袈裟丸741
③オークヴィレッジ株式会社
 オークヴィレッジ高山 高山市清見町牧ケ洞846
④株式会社柿下木材工業所
 村半(高山市若者等活動事務所) 高山市下二之町6
⑤柏木工株式会社
 高山ショールーム柏館 高山市上岡本町1-260
⑥有限会社雉子舎
 雉子舎ギャラリー 高山市本町2-52
⑦株式会社キタニジャパン
 SHOP Gruk 高山市松倉町2115
⑧株式会社木馬舎
 Click! TAKAYAMA(木馬舎ファクトリショップ) 高山市三福寺町847
⑨株式会社シラカワ
 シラカワ高山ショールーム匠館 高山市下三之町1-22
⑩日進木工株式会社
 日進木工㈱本社ショールーム 高山市桐生町7-78
⑪飛騨産業株式会社
 飛騨の家具館高山 高山市名田町1-82-1
⑫ミュージアム飛騨
 飛騨・世界生活文化センター 高山市千島町900-1
※番号はMAPに対応しています

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