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★カリモク家具が2021年新作発表会 オンライン展示会も同時開催

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 カリモク家具(愛知県知多郡東浦町)は8月5日、2021年新作発表会を8月25―26日に本社ショールーム、9月1―2日には新横浜ショールームで開催すると発表した。また、ディーラーを対象としたオンライン展示会も8月25日から10月末まで併催する。
 同社によると、会期中は「ていねいな暮らし」をコンセプトに、ニューノーマルの暮らしを快適にするための収納家具や、在宅勤務に必要とされる新作家具を紹介。またSIAA(抗菌製品技術協議会)の認証を受けた抗ウイルス/抗菌塗装を提案するほか、共生型・循環型社会を目指して「木とつくる幸せな暮らし」を実現するため、自然環境への影響に配慮し環境問題の改善に繋がる新たなブランドの取り組みを紹介するとしている。

 発表される主な新製品は次の通り。
 ◆レイフリー(Layfree)=建物と一体感のあるすっきりとした意匠と上質な木の素材感のあるデザインのユニット収納家具。暮らしやライフステージが変化する時々に必要な収納量に合わせてユニットを組み替え、買い足すことで、形を自由に変えることができる。リビング・ダイニングや書斎、ベッドルームなど収納やワークスペースが必要になった部屋に移動して、ユニットを組み替えて設置することもでき、住まいの中のレイアウトフリーを実現する新発想の収納家具。
 ◆パレンテセスソファ(Parenthesis Sofa)=スウェーデンのノートデザインスタジオによってデザインされた。伝統を重んじながらも現代の暮らしに寄り添うスカンジナビアデザインと、カリモクがの木工技能との融合により、パレンテセスソファは時代や地域を超えて、さまざまな空間に収まりの良いジャパンディなリビングソファに仕上がったという。パレンテセスは丸括弧(かっこ)の意味で、美しいアーチ状の木部がそのように見えるため命名された。10月発売予定。
 ◆オオミチェア(omi chair)=建築家の伊東豊雄が率いる伊東建築塾による大三島の小学校を改装した宿泊施設「憩の家」の食堂に設置するために作られた椅子。藤森泰司氏(藤森泰司アトリエ主宰)によりデザインされ、小径木でも対応できるデザインになっており、さまざまな産地材活用が図られている。
 ◆マス(MAS)=無垢の木を組む職人技と無駄のない構造の「枡」を発想源に、ヒノキをはじめとする国産針葉樹の素の色合いや木目が印象的な白木の家具シリーズで、外部デザイナー・熊野亘氏による同社の新コレクション。
 家具づくりに適さないとされてきた針葉樹を、同社の技術と構造の工夫により素材の特長を巧みに引き出すことに成功したという。

 カリモク家具新作発表会の開催概要は次の通り。
 ▽8月25―26日、午前10時から午後5時。本社ショールーム(愛知県知多郡東浦町大字藤江字皆栄町108番地、電話0562・84・1881)。
 ▽9月1―2日、午前10時から午後5時。新横浜ショールーム(横浜市港北区新横浜1―12―6、電話045・470・0111)。
 ▽オンライン展示会、8月25日から10月31日まで公開。視聴には事前の会員登録が必要。詳細は https://www.karimoku.co.jp/exhibition2021/

レイフリー
パレンテセスソファ
オオミチェア

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