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★人口714人、長野県王滝村の思いを込めたヒノキの葉精油「わたしたちからの贈り物」 クラウドファンディングを実施

ヒノキの枝葉を持つねっくじガールズ
ヒノキの葉精油「わたしたちからの贈り物」

 長野県王滝村で飲食店やキャンプ場・古民家ゲストハウスを運営しているRext滝越と、同村出身20歳の女性3人で構成される「ねっくじガールズ」は7月25日まで、ヒノキの葉精油と枝コースターなどをリターン製品としたクラウドファンディングを行っている。目標金額は80万円。
 Rext滝越がヒノキの葉精油作り、「ねっくじガールズ」が村の歴史と文化を伝えるデザイン制作を担当している。王滝村の人口は714人と過疎化が進んでいる。ヒノキの産地である同村の特徴を生かして、森林整備時に出るヒノキの葉を活用して精油を作り、村の文化や歴史と合わせて、「王滝村の香りを届けたい」という。「コロナ禍において移動や行動の制限が多くなっていてストレスを感じることが多い昨今。 そんな皆さまの元へこの精油を届けたい、 少しでもリラックスできるアイテムを、 移動が制限されても森の薫りによって癒されてほしい」との思いを込めている。
 ヒノキの葉精油の商品名「わたしたちからの贈り物」の「わたし」はヒノキの葉、森林保護政策でヒノキの伐採を禁じた徳川家、「ねっくじガールズ」とRext滝越、それぞれにかけて平仮名の「わたし」にしたという。
 Rext滝越は、整備が進んでいないヒノキ林の枝打ちや間伐を実施してその整備代としてヒノキの葉と枝を仕入れている。これにより、山主の整備の負担を軽減するとともに、プロジェクト名「RextリジェネラティブPJ」として村民による地域活動に寄与している。11月以降は「わたしたちからの贈り物」の売り上げの2%を地域活動基金にあてる。
 Rext滝越は「山とともにある企業として、精油プロジェクトを通して小さな地域課題を果たしていきたい。 そのための第一歩を歩み出すために、 今回のクラウドファンディングをなんとしても達成したい」と閲覧を呼び掛けている。サイトにはRext滝越代表の倉橋孝四郎さん、ねっくじガールズの藤本優佳さん、巾こと美さん、青島まど華さんの王滝村への思いが綴られている。
 クラウドファンディングは「レディフォー」。プロジェクトページはhttps://readyfor.jp/projects/otaki-nagano_rext

制作途中の箱のパッケージ
RextリジェネラティブPJのイメージ

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