コクヨ（大阪市東成区、電話06・６９７６・１２２１）は、「フェーズフリー」の考え方に立った商品として、コンパクトテーブル「ＭＵＬＴＩＳ（マルティス）」を６月４日、ホワイトボード「ＧＲＡＢＩＳ（グラビス）」を６月10日に発売すると発表した。フェーズフリーは、社会や暮らしに活用されるものやサービスを非常時にも役立てていく考え方。同社によると発売される２製品は、この考えに立った空間を構築するための商品で、一般社団法人フェーズフリー協会の「フェーズフリー認証」を取得している。
　マルティスはコンパクトモジュールとして、単体でソロワークに使ったり、複数台を組み合わせてミーティングに使うなど限られたスペースを活動内容の変化に合わせて環境を構築できるテーブル。
　キャスター付きで、脚部にはマグネットを内蔵、近付けるだけで連結でき、セッティング時間を短縮でき、会議やミーティングをすばやく始めることができる。また天板にオプションのパネルを装着でき、簡易の集中環境が構築できる。
　天板サイズは３タイプ（幅８００×奥行き６００㍉、幅８００×奥行き８００㍉、幅１２００×奥行き６００㍉）。それぞれに天板色５色（このうち２色は抗菌・抗ウィルス天板）、脚は２色から選択できる。
　一方のグラビスは、片面がクロス張、片面はマグネット利用が可能なホワイトボードで、必要に応じ使い分けが可能。待合スペースや交流スペースに利用でき、非常時にはホワイトボードや臨時サイン、仕切りパネルなどに活用できるとしている。
　このほか①90度レイアウトにも対応し自由に空間を区切れる②持ち運びを考慮した重量とフレーム設計③利用者がつまずきにくい脚形状④スタッキング可能で収納時も場所をとらない⑤アルコール消毒が可能―などの特長も備えている。
　本体幅は８００㍉で、高さ１６００㍉と１４００㍉の２タイプ。それぞれにフレームと張地３色が用意されている。
　メーカー希望小売価格（税抜き）は、マルティス（幅８００×奥行き６００×高さ７２０㍉、スタンダード天板タイプ）が６万８０００円。グラビス（幅８００×高さ１４００㍉）は９万２０００円。
　商品ホームページは　https://kokuyo.jp/pf