ニュース2021.03.15
オカムラ(横浜市西区)はこのほど、同社が運営する働き方改革を支援するプロジェクト「ワークミル」と、日鉄興和不動産(東京都港区)が運営する暮らし・住まいの研究所「プラスワンライフラボ」が共同で、在宅ワークの実態把握を目的とした共同調査を実施したと発表した。
不便だが時間の自由さも
両社によると調査の結果、在宅ワークで困っていることは「オンとオフの切り替えができない」が最も多く、仕事をしたい場所のトップは「自分のオフィス」と5割以上の人が回答。オフィスが快適だと感じるのは「空間的な余裕があり、リラックスできる」ことをあげている。
このほか①以前の生活と比較して約65%が不便さを感じている②在宅ワークは増加もしくは今後増加予定③在宅ワークの日常生活における良い点は「時間の自由さ」④在宅ワークの仕事における良い点は「個人作業を進めやすいこと」⑤在宅ワークの日常生活における課題点は「運動不足」―などという結果になった。
その一方で、住まいの面積や間数を増やしたいといった希望は無かったという。
単身者「気分転換」が大切
調査ではさらに、在宅ワークの実態を把握するため、単身者を対象としたフォーカス・グループ・インタビュー(FGI)を行った。
FGIで聴取した主な意見では、在宅ワークのスペースは、ダイニングテーブルやローテーブルなどが多く「突然の在宅ワークに対する一時的な対応がそのまま続いている」。在宅ワークで気づいた点は「オフィス空間の優秀さ」。腰痛や肩凝り、目の疲れなどを感じ「オフィス家具は、通常の家具と比べて優れていたことに気付いた」という声も。
また、職場と自宅が一カ所となり、単身生活では仕事もプライベートも一人での作業が多いため「気分転換」が大切。「自分好みの空間でよりストレスフリーな生活を送りたい」というように、住居空間への関心が以前より高まっていると考えられるとしている。
スペースとバランスが重要
二つの調査から両社は①在宅ワークにより、これまでのライフスタイルが変化を余儀なくされている②自宅にある家具で在宅ワーク環境を適応させているものの、課題解決には至っていない③単身の住まいはスペースに限りがあり、オン・オフの切り替えが難しくジレンマがある④自宅内をより自分好みに演出するなど居心地の良さを追求している―などの考察が導き出されるとして「限られたスペースの中で、それぞれの目的を達成できるバランスが重要」と結論付けている。
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