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★システムキッチンを3D体験 ニトリ法人向けショールームにXR導入

ウェアラブルヘッドセットを装着するとシステムキッチンの立体映像が現れる

 ニトリ(札幌市北区)は3月3日、空間コンピューティングデバイスを活用したXR体験の実証実験を10日から開始すると発表した。同社の企業向けショールーム(大阪市北区)でシステムキッチンの仮想映像を体験できるもので、NTTドコモとの協業によりXRを活用したショールーム体験を楽しく快適にするサービスの創出を目指す。
 XRは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称。
 同社によると、ショールームでウェアラブルヘッドセットを装着すると、システムキッチンの立体映像が現れ、来場者が好みの製品の組み合わせを体験したり、パーツ別に好きな色を選ぶカラーシミュレーションするなど、自分好みにカスタマイズした3Dモデルを見ることができる。
 またコントローラー操作によって、引き出しの開閉などの動作を疑似体験できるほか、パーツ別の説明動画を再生するなどの機能も備えている。
 これらの体験は複数人で同時に行うことができるため、来場者同士が感想を共有したり、ショールームでのスムーズな案内が可能となる。
 ニトリとドコモは、今回のXRコンテンツの実証実験を行い、検証後はイベント体験者へのアンケート結果などを基にコンテンツのニーズ把握、商用展開に向けた分析などを行い、新たなXRサービスの創出に向けた両社の連携を検討するとしている。
 ニトリビジネス&リフォームXR体験」の開催期間は3月10日~8月31日。場所は、グランフロント大阪、北館3階「ニトリ企業様向けショールーム」(大阪市北区大深町3―1)。参加費は無料。
 XRを活用したショールーム体験の解説ビデオは https://youtu.be/5h4pjEeZQRQ

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