ニュース2021.01.05
家具新聞社が財務省貿易統計を基にまとめた昨年11月の家具輸出入通関実績で、家具製品(完成品)の輸出額が9億2899万円(前年同月比13・2%減)と前年を下回った。木製家具(同2・9%減)、金属製家具(同23・1%減)、その他の材料製家具(同7・6%減)のいずれも前年を下回った。
新型コロナ感染症の拡大で、昨年春から夏にかけて前年を大きく下回っていた家具製品輸出は秋にいったん回復の動きを見せたが、当月は金属製家具を中心に落ち込みを見せた。
輸出の中で大きな比重を占める家具部分品は50億7472万円(同17・0%減)と、春夏に比べると減少幅を縮めているものの前年実績には届いていない。このため部分品を含めた家具全体の輸出額は60億371万円(同16・5%減)に減少した。
一方、昨年11月の輸入額は527億7422万円(同1・0%増)と前年実績を1%上回った。家具部分品は158億8659万円(同7・7%減)と前年実績に届いていないものの、完成品家具が木製家具を除いて全般に前年を約2割上回ったことが影響した。金属製家具は123億2998万円(同23・4%増)、その他の材料製家具23億8291万円(同20・8%増)と高水準が続いている。
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