ニュース2020.09.07
調査会社のマイボイスコム(東京都千代田区)は、家庭内での「収納」に関するインターネット調査を8月1日~5日に実施し、このほど結果を明らかにした。
それによると、家にあったらよい収納場所は「ウォークイン・クローゼット」が2割強、クローゼット、キッチン、風呂場・脱衣場、玄関、トイレの収納などがそれぞれ10%台。収納に困っている物は、衣服が4割で最も多く、寝具類、食品のストック、かばん類、靴、衣類小物が2~3割だった。
同社によると、収納に関する調査は今回で4回目。インターネットでの設問に1万210件の回答を得たという。
自宅「片付いていない」4割
「自宅内が片付いていると思うか」との問いに「片付いている」、「まあ片付いている」と答えた人が合わせて37・5%。「片付いていない」、「あまり片付いていない」は39・4%だった。
家に備え付けられている収納を複数回答で聞いたところ、押入れ、洗面台、キッチン、玄関の収納がそれぞれ7~8割を占めた。持ち家一戸建居住者では、床下の収納、階段の下の収納が高く、持ち家集合住宅居住者では、クローゼット、トイレ、洗面台、玄関の収納が他の層より高かった。
4割が収納に満足、不満も3割
家に備え付けられている収納への満足度では、満足している人が4割強。不満な人は3割強で、特に女性30~50代で不満の比率が高く、特に女性40代では4割を超えた。
不満の理由を複数回答で聞いたところ、「収納スペースが少ない」が39・4%、「風通しが悪い」、「収納スペースの幅や奥行きがない」、「湿気がある」が各2割弱だった。ワンルーム・1K居住者や集合住宅居住者では、「収納スペースが少ない」、借家一戸建居住者では「湿気がある」、「風通しが悪い」の比率が高かった。
広い収納求める声、女性に高く
あったらよい・充実したい収納場所については「ウォークイン・クローゼット、納戸」が24・9%で、特に女性で高かった。このほかクローゼットやキッチン、風呂場・脱衣場、玄関、トイレの収納などがそれぞれ10%台だった(複数回答)。
収納について困っている物・不満な物について複数回答で聞くと、「衣服」が40・9%、「寝具類」が25・7%、「食品のストック」「かばん類」「靴」「衣類小物」が2割前後だった。特に女性に比率が高い項目が多くみられた。
◆収納に関する回答者のコメント
出し入れし易く
物を増やさない工夫も
収納に関する工夫・こだわりについて回答者からのコメントは次の通り。
物を少なくして収納するものを減らしている(男性28歳)▼押し入れ(クローゼット)に奥行きのある引き出しをいれている。出来るだけ背の高い引き出しを買う(男性38歳)▼段ボール箱などを利用して可能な限りスペースを作らずぴっちりと収納する(男性47歳)▼収納スぺースがあればどんどん物を買ってしまい、不要なものは処分しないで物置に入れてしまう。収納スぺースも最小限で良いと思う(男性74歳)▼入れるものは関連性があるもの同士でまとめる(女性26歳)▼引越しをすることが多いので、小ぶりで家が変わった後でも使いやすいものを選んでいる(女性35歳)▼クローゼットは、できるだけ出し入れがしやすいようによく使うものは前の方、あまり使わないものは奥の方にして収納している(女性42歳)▼買い物をしすぎて物が多すぎる。期限切れになる前に親せきにもらってもらう(女性69歳)。
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