ニュース2020.05.04
住まいのリノベーション事業を行っているリノべる(東京都渋谷区)は5月1日、テレワークの仕事環境や家具に関する調査結果を発表した。
この調査は、直近3カ月以内に在宅でのテレワークを経験し、20~59歳の家族を含む同居人のいる働く男女112人に対し4月23―24日にウェブサイトでのアンケート方式で行ったもの。同社による調査結果は次の通り。
「ローテーブル」がトップ
テレワークを行った場所で最も多かったのは「ローテーブル」(36・6%)、2位「ダイニングテーブル」(35・7%)、3位「ソファ」(30・4%)と上位3位がリビング・ダイニングを利用していると回答した。また「個室のワークスペース」(27・7%)、「リビングにあるワークスペース」(23・2%)など約3割がワークスペースを持っていることが分かった。このほか「ベランダ」(8・9%)、「その他」として「グルニエ(屋根裏部屋)」など、さまざまな場所を活用して仕事に当たっている様子がうかがえた。
家族の声や生活音が気になる
テレワークでの困りごとについては、「家族の声や生活音などの音が気になる」(43・8%)、「テーブルや椅子のサイズが作業に適していない」(42・9%)、「仕事以外のことが目に入り気になる」(38・4%)―という結果になった。
テレビ会議や電話会議で困ったことを聞くと「家の中が見られるのが気になる」(25・0%)「相手に家族の声や生活音が筒抜けになる」(18・2%)、「家族に仕事の話が筒抜けになる」(17・0%)などで、回答者の8割がテレビ会議を経験する中、その背景を気にする人が多いという結果になった。
ワークスペースを改善したい
仕事に集中するために工夫していることを聞いたところ、トップ3は「イヤホンなどを活用して音が聞こえないようにした」(33・0%)、「場所を変える」(28・6%)「テーブル、椅子に代わるものを見つけて活用」(24・1%)と回答。家具の購入などよりも、すぐにできることから取り組んでいる様子が見られた。
今後改善したいことや重視することを聞いたところ、1位は「個室のワークスペース」(46・4%)、2位「作業に適した椅子とテーブル」(42・9%)、3位「コンセント位置や配線の確保」(33・0%)、4位「テレビ会議で、背景を気にしなくていい場所または内装」(32・2%)、5位「照明」(19・6%)の順だった。
気が散るのを防ぎ、集中するために4割強の人が個室や椅子、テーブルに注目し、改善したいと考えていることが分かった。
「バーチャル背景」提供開始
同社では、今回のアンケートで判明した課題への解決策として、テレビ会議やオンライン飲み会で活用できる「オリジナルバーチャル背景」の提供や、同社が進めてきたワンストップ・リノベーションサービスでもテレワークに関する情報発信を強化していく方針だ。
提供されるバーチャル背景は、家具・調度が美しく並ぶ同社ショールームの映像で、これをダウンロードしてテレビ会議アプリケーションの背景として使用するもの。
バーチャル背景の詳細はhttps://renoveru.co.jp/news/3598/
テレワーク関連記事はhttps://www.renoveru.jp/journal/11374
★カンディハウス、イトーキと北海道産材を全国展開 2026年の製品化目指す
ニュース2025.09.10
★タンスのゲン、コストパフォーマンスに優れた電動昇降デスク発売
ニュース2025.09.08
★「劇場型」コラボスペース発売 くろがね工作所、オフィスの創造的な対話促進
ニュース2025.09.05
★再生皮革で新作ソファ 関家具、CRASH GATEから2製品発売
ニュース2025.09.01
★世界一のレストランを目指せ 家具工房KOMA、新作椅子への取り組み
ニュース2025.08.29
★マルニ木工〝地産地消サウナ〟に挑戦 熊野亘氏デザイン、国産ヒノキ材を使用
ニュース2025.08.27