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★職人技術で救う木製飛沫防止パネル 老津木工が製造販売 同業者に図面を無料提供

コロナウィルス飛沫防止パネル
台座は取り外し可能。パネルの向きを変えて使用できる

 木材販売や特注家具を製造販売している老津(おいつ)木工(愛知県豊橋市、松井誠社長)は4月30日、新型コロナウイルスの木製飛沫防止パネルのオンライン販売を開始した。家族経営の同業者に向けて図面の無料提供も行っている。
 同社によると「家具職人ならではの技術を使って作成されたもの」で塩ビの透明板を取り外して洗浄や除菌ができる。台座は取り外しや移動できるようになっており、縦向き、横向きのどちらでも使用できる。
 さらに、新型コロナウイルスによって受注が激減している同業者に向けて図面を無償で提供している。①家族経営している家具屋・建具屋②同社設定の価格での販売③自社製造・販売、少しでも安く提供するため卸売り不可④米ヒバ材の同社からの仕入れ―を条件として挙げている。
 販売にあたって松井社長は次のコメントを寄せている。
 「弊社と同様に家族経営(自営業)規模での家具屋・建具屋さんは人工仕事で1日の日当で報酬がもらえます。大きな仕事をしても利幅は薄く、たとえ1カ月でも仕事がなくなれば厳しい状態になります。また現時点で住宅関係の受注が無くなれば、長期的にはさらに厳しい状況となります。よって、需要が高まっている飛沫感染の防止用品をいち早く製造販売し、少しでも収入となるように図面を無償提供させていただききます」
 同社オンラインショップはhttps://pomchair.thebase.in/
 同社サイトはhttps://oitsu-wood.com/
 製品スペックは次の通り。
サイズ:外寸(横向き使用時)W99㌢×H74㌢×D28㌢(台座)、透明板寸法W90㌢×H54.5㌢
材質:合板材と米ヒバ材の2タイプ
仕上げ:木生地(無塗装)
価格:合板材 7700円(税込み)米ヒバ材1万780円(税込み)※送料別
※塩ビ板の不足により販売できる数量に限りがある場合があり。
 問い合わせ先 電話0532・23・2528、ファクス0532・23・2541
メールoitsutoyohasi@yahoo.co.jp

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