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対談 喜多 俊之氏×チェーザレ・マリア・カザッティ氏 デザインはどこへ向かうのか<下> 日本企業は協力して世界を目指せ! 「産業経済の中核領域」と位置付ける

喜多氏(左)とカザッティ氏(右)。ミラノサローネ開催初日の4月9日、ミラノ市内のカフェで対談した

今こそイタリアと仕事すべき
―カザッティ
世界にオリジナル発信が必要
―喜多


 喜多 60年代、70年代と2000年から現在までのデザインを比較すると、どのような違いがあるのでしょうか。
 カザッティ イタリアデザインに最も勢いがあったのは60年から80年初めごろ、この20年間が最盛期と言えるでしょう。その理由の一つは新素材の登場です。当時化学の世界で新発見があって、さまざまなプ…

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