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東京「モクコレ」改善の余地 もっとビジネス重視の展示構成に!

各県のエリアで木材や木材製品の売り込みに懸ける意気込みを感じたが来場者の活気はいまひとつ

 日本各地と大消費地である東京都が連携して国産材の利用促進を図る展示商談会「WOODコレクション(モクコレ)」が1月29、30の両日、東京都江東区の東京ビッグサイト東7・8ホールで開催された。主催は東京都を中心とした実行委員会。モクコレは今年で4回目、過去最多の40都道府県から308の企業・団体が出展した。2日間で4500人が来場した。

40都道府県が参加 来場者は4500人

 今年は事前来場登録をすることで、出展者への問い合わせや出展者からの提案をオンライン掲示板で気軽に交換することができる「モクコレ出会いひろば」を用意。会場内にも「マッチングコンシェルジュカウンター」を設けた。
 29日に開催された開会セレモニーで東京都の小池百合子知事は「木材を使って内需を起こしていくことが経済の原則につながる」と述べ、50年、100年先の東京の森林の将来像を描いた「東京フォレストビジョン」について「首都東京を木の都市として再生していくという、東京の都市像を全国に発信していく機会を得た」と説明。「東京五輪・パラリンピックを来年に控え、モクコレをきっかけにさまざまな取り組みを推進して木材活用のビジネスチャンスを創出していきたい」と抱負を述べた。
 来賓として招かれた林野庁の牧元幸司長官は「材が動き出しているが、需要に応じて適切に供給できるかというと、さまざまな課題がある」とした上で、4月から施行される森林経営管理法や森林環境譲与税、国有林に関する制度改正について説明した。さらに「少子高齢化、住宅着工が減る中で、今まで使ってこなかった商業施設、非住宅、あるいは中高層の建物に木を使っていく工夫が必要。ぜひ東京から木を使う新しい動きを広げてほしい」と話した。

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