ニュース2018.08.22
「The Restaurant」をテーマに各社の新作や代表作がどのようにコーディネートされるのか楽しみなメーン会場。一方、各社ショールームには新作が出そろう。飛騨産業は、節を入れて自然な木の表情を生かし、当時の業界の常識を破った「森のことば」を大幅リニューアル。「KASHIWA」ブランドを前面に展開する柏木工は「日本らしさのカタチ」をテーマに新作を発表する。3本脚の奇抜なデザイン「ギンコー」を出展する日進木工は、コントラクトの提案も強化。シラカワはファブリックのデザインにもポイントを置いて展開。イバタインテリアは曲げ木の美しさを生かしてデザインしたこだわりの新作を発表する。
飛騨産業
「森のことば」リニューアル
【メーン会場】全体テーマ「人がつくる」に沿って「飛騨の家具」の原点である曲げ木の部材・金型などを壁面に展開。全体展示テーマ「レストラン」に合わせて飲食店に向けて提案する。
【ショールーム】ロングセラーの「森のことば」を大幅リニューアル。リビングチェアを、座り心地を高めたカウチスタイルにモデルチェンジした。クッション性も高め、ゆったりと家族がくつろぐ空間を提案する。LDセットも基本フォルムはそのままに軽量化した。また、2019年に50周年を迎える「穂高」シリーズは、アーティストの鹿児島睦さんによる新しいデザインのファブリックを発表する。
【ひとこと】今年も数多くの新作を提案いたします。また、コントラクトのお客さまもご案内できるコーナーをショールームに設けました。家具販売店の方はもちろん、ハウスメーカーや設計事務所の方など、インテリア関係のみなさまにご満足いただける提案となっております。是非お越しください。
柏木工
「日本の形」新作ソファに
【メーン会場】2017年発表商品を中心に、コントラクトをイメージして展開。
【ショールーム】9月発表の新商品をメーンに展示。KASHIWAが目指す理想のビジネス像をかなえる一歩として、従来の商品構成にはなかった新しいスタイルに挑戦する。既存商品のブラッシュアップも行い、多様なスタイルへの提案力を高める。
「日本らしさのカタチ」を表現した新作ソファ「MIOSI」(水押)のプロトタイプを展示。2019年発売予定。リフォーム層をターゲットにした「SENSU(センス)」は、 コンパクトスタイルのソファダイニングにあわせて、キッチン、建材、収納家具をトータル提案するほか、新作のカウンターチェアを披露する。
【ひとこと】KASHIWAは、家具・建具メーカーから「暮らしの創造企業」への変革を理想に掲げ、次のステージへ向け新たな階段を上り始めました。「飛騨の匠」の歴史と技術を新しい息吹の中に深く感じていただきながら、今後の取り組みにご期待ください。
イバタインテリア
曲線美と細部にこだわり
【メーン会場】同社の新しい取り組みを盛り込んだ、これまでにない新作「Libera(リベラ)」を中心に新作家具を発表する。「リベラ」は、同社が得意とする曲げ木技術を用いて座り心地と背あたりを追求している。特にアームチェアは、前脚と肘掛けに一本曲げ木を使った曲線美が見どころ。座面には3次元加工が施され、細部にわたる同社の「こだわり」が随所に見られる。家具専門店、家具販売チェーン店、住宅関連業に向けて展開する。
【ショールーム】新製品のほかにも、従来の売れ筋製品を中心に展示する。和風、クラフト、ベーシック、カジュアルといった数々のシリーズを一堂に見ることができる。ショールームでは「カタログでは確認できない、座り心地、背あたり、細部の作りをじっくりと見てもらえるように製品を用意している」という。
【ひとこと】高山市のメーン会場と飛騨市の自社ショールームの2カ所で新製品の発表・お披露目をいたします。新しいイバタの取り組みにご期待ください。
シラカワ
「凜」をナチュラルに展開
【メーン会場】今年から生産がスタートした岩倉榮利氏デザインの「凜(RIN)」を、ナチュラルテイストのナラ材を使い、ホテル・レストランをイメージして展示展開する。優しく流れるような「凜」のライン。「美しい生活になじみやすいようにデザインしている」という。
【ショールーム】阿久津宏氏デザインの「Nor (ノル)」シリーズをブラックウォルナット材とカラフルな生地で仕上げている。かすりモールでちりばめられたドット柄がスタイリッシュな表情を引き出す。さらに、同社の人気シリーズ佐戸川清氏デザインの「RAPT(ラプト)」ソファにシェーズロング・コーナータイプを追加。最先端のインテリアを考えた現代的なファブリックで演出している。いずれの新作も「人がつくる」をテーマに、時を経ても魅力を失わないデザインで仕上げている。
【ひとこと】メーン会場の飛騨・世界文化センターとともに サブ会場のシラカワ高山ショールーム「匠館」にもお立ち寄りください。
日進木工
コントラクトの新提案
【メーン会場】昨年リデザインした「SALLA(サラ)」シリーズをウォルナットで展示。カフェやバーでラグジュアリーな空間を構成できるリビングスタイルとレストランなど多目的に使用できるダイニングセットを提案する。さらに「ORBIT(オービット)」をカジュアルな空間で展示する。
【ショールーム】「以前より高価格帯のものが選ばれている」というコントラクト市場に向けて、原木テーブルにデザイン性の高い椅子を合わせるなど自由度の高い提案を行う。新作はセバスチャン・コンラン氏デザイン「GIFU COLLECTION」の「GINKGO(ギンコー)」シリーズを展示。椅子は高山にある飛騨国分寺の樹齢1200年を超えるイチョウの木から着想を得てデザインされた3本脚が特徴。
【ひとこと】ウォルナットが加わったSALLAシリーズと、岐阜県と英国人デザイナー、セバスチャン・コンラン氏とのプロジェクトで生まれたGINKGOシリーズをぜひご覧ください。
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