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国産材家具のトモスファニチャー 海外デザイナーと連携 オフィスや店舗需要狙い

 国産材の家具ブランド「トモスファニチャー」を展開するダイキコネクト(千葉県流山市内)はこのほど、1級建築士、家具製作会社と共にデザイン設計から施工・製造、販売まで行うワンストップ業務をスタートさせた。
 主なターゲットは国内ベンチャー企業のオフィスや新規店舗開発需要。建築設計からオフィス・店舗・住居のインテリア・家具・プロダクトまで幅広い分野でデザイン依頼を受け付ける。海外デザイナーとも連携して進める。
 ワンストップ業務はトモスを中心に、米ニューヨークに本拠を置く国際デザインチーム「Studio ai architects」日本代表で1級建築士の塚原信行氏、天然木・無垢材オーダー家具製造の板蔵ファクトリー(岐阜県瑞穂市)とチームを結成して行う。建築に関わる各種申請業務や建築業者、図面の手配はトモスが、国産材など資材の手配は板蔵ファクトリーの親会社であるヤマガタヤ産業(同県岐南町)が行う。
 デザイナーは宮川剛、ルイス・リム、パブロ・アラバウの3氏と契約。それぞれ海外で家具やインスタレーションなどの製作活動をしている。契約デザイナーは今後増やしていく方針。
 家具はデザイナーのマッチングとコーディネートによる受注生産で、顧客から伝えられたコンセプトやサイズ、用途を基に作製したデザインから板蔵ファクトリーが製造する。
 また、トモスではデザイン設計のほかに、所属デザイナーの展開するプロダクトを製造・販売する「デザイナーズプロダクト」も行う。木材製品は国産材を積極的に利用する。店舗プロモーションなどに最適な大型家具から、子どもと使えるチェアまでラインアップ。同じく受注生産で販売していく。

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