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★高級仏壇「TEN」発売 はせがわ、カンディハウスと共同開発

仏壇「TEN」

 仏壇・墓石販売のはせがわ(福岡市博多区)は10月28日、カンディハウス(北海道旭川市)と共同開発した仏壇「TEN」の販売を開始すると発表した。
 同社によると、カンディハウスの人気家具シリーズ・TENのデザイナー、ミヒャエル・シュナイダー氏がデザインを担当。TENのデザインコンセプトを踏襲し、天板の縁や扉の引手まわりなどにデザイナーの美意識と緻密な木工技術が生かされているという。
 新製品の主な特徴は▽上部の扉を三方開きにして開口部を広く取るとともに、両サイドにコンパクトに畳み込むことができる▽仏壇内部と下段に2つの膳引きがあり、仏具や供え物などがゆったりと収納できる▽TENシリーズと共通デザインの脚部や上部の黒塗りの天板が、モダンで深みのある雰囲気を与える―など。
 仏壇の内部は、和紙風の樹脂材(ワーロン)が柔らかに発光し、厳かで幻想的な空間を演出。扉の開閉に応じてゆるやかに点灯・消灯する。
 素材は北海道産タモを使用し、塗装はブラウン色、ウレタン仕上げ。サイズは高さ130×幅55×奥行き45㌢。価格は132万円(税込み)。
 はせがわでは建築家・隈研吾氏による仏壇「薄院」シリーズを2年前に発売、今回のカンディハウスとの共同開発を含め今後、高級仏壇のラインナップをさらに拡充していくとしている。

ミヒャエル・シュナイダー氏
TENの上部
内部の照明

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