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★全館に自社木材製品を使った木質感あふれる空間 昭和木材が東川町に新社屋とショールーム

東川町に新設された新社屋とショールーム
展示場は、リビング、ダイニング、パブリック、一枚板、クラフトの5つのセクションに分かれている。同社が提案するケヤキの「KOVA」をはじめ取引のある全国の家具メーカーの製品を展示、販売する空間となっている

 昭和木材は6月26日、北海道東川町の新社屋とショールームの竣工式と、全国の木材・家具関係者らを招いた内覧会を開催した。

 同社は1913(大正2)年に創業、112年の集大成として建設された新社屋とショールームには、構造から内装に至るまで同社の木のこだわりが詰まっている。6月25日には、道産材を利用したPR効果の高い建築物として北海道の「HOKKAIDO WOOD BUILDING」として登録された。
 会長室にはウォルナット、社長室はケヤキ、専務室はチェリーと使い分けられ、木質感にあふれている。
 社屋は2階建てで延床面積は996・83平方㍍、ショールームは1階建て260・51平方㍍。設計はキューブプランニング、施工は吉宮建設が行った。
 代表取締役会長の髙橋秀樹氏は「30年ほど前から新社屋の構想はあり、製造と営業を一緒しなければいけないという思いはあったが、バブル崩壊や拠点整備を優先して進めたため今に至った。ショールームや事務所の木づかいを見ていただくことによって、家具販売や素材利用のなど木材促進の参考になればと思う」と話した。

代表取締役会長の髙橋秀樹氏。会長室にはウォルナットが使われている
代表取締役社長の高橋範行氏。エントランスの外壁はタモ、天井はセン、床はナラと3種類の道産材を使用、受付カウンターはウォルナットと大理石の異素材ミックス。シャンデリア照明は木の枝をモチーフにしている
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