ニュース2025.03.01
 東南アジア最大規模の家具見本市「マレーシア国際家具見本市(MIFF)2025」が3月1日、同国の首都クアラルンプールで開幕した。4日までの開催期間中、12以上の国・地域から740超の出展と約2万人の来場者を見込んでいる。
 MIFFは1995年に開始。今年はマレーシア国際貿易展示センターとクアラルンプール世界貿易センターの2会場で計10万平方メートルを使い開催する。主催のインフォーマ・マーケッツ・マレーシアによると、主な出展国・地域はマレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムといった東南ア主要国をはじめ、香港、日本、中国、韓国、台湾。インド、アラブ首長国連邦(UAE)、米国なども出展している。出展者数は昨年の715を上回った。
 今年の目玉となるのは、マレーシアの無垢材家具や企業などを対象とする最新製品を一堂に集めた「MIFFオフィス」。同国最大の家具産地であるジョホール州ムアルからは、ムアル家具協会が最高級の家具を出展し輸出先の多様化を図る。
 会場ではこのほか若手デザイナーのコンテストや、アジア最大規模のデザインイベント「広州デザインウイーク」と初提携した企画展「KLiデザインウイーク」なども開催されている。
 開幕式であいさつしたMIFFの創設者タン・チン・フアット氏は「この見本市は単なる取引基盤ではない。未来の家具産業の創造・革新性育成に向けた躍動的なエコシステム(事業などを構成する環境)だ」と強調。デザイナー、メーカー、建築家を巻き込んだ活気ある共同体を生み出す考えを示した。開幕式にはプランテーション・商品省のチャン・フーン・ヒン副大臣が招かれた。
持続可能性にも焦点、パナソニックの「パームループ」を紹介
 タン氏はまた、今年は持続可能性にも焦点を当てると述べた。見どころの一つは、パナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市)が展示するアブラヤシ廃材を活用した「パームループ」の取り組みだと紹介した。
 パームループについては、パナソニックとマレーシアの主要な家具製造業者シャンタウッド(Shantawood)などが協力し、木製ボードに生まれ変わらせる。「家具業界の持続可能なものづくりに対する責任ある姿勢を示すものだ」と説明した。
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