ニュース2024.11.28
吉原木工所(島根県浜田市)は地元・石央商工会のブース内で日本の伝統技術「組子」をアレンジした木工製品を展示した。
組子は繊細な桟が幾重にも重なり合って、さまざまな紋様を描き出す技術で、同社では組子を織り込んだ意匠建具をはじめ、現代の建築にもなじむオリジナル商品も開発している。
今回出品したのは、組子を4面組み合わせた壁掛けパネル「組子ウォールデコ」をはじめ、組子を現代の照明にアレンジした「おぼろ行灯」、繊細な組子と無垢の天板の対比が印象的な「センター組子テーブル」の3製品。
いずれも無機質な空間に和モダンの華やぎを添えるデザインで、麻の葉、桜、梅、リンドウなど多数の柄から選んでカスタマイズできるという。 同社は1958(昭和33)年創業。作り付け家具・建具を主とした木工製品を製造してきたが、近年は組子細工を取り入れた欄間や障子などのデザイン建具に力を入れてきたという。
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