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★SDGsの本質とは!?来場者全員で考えよう! GREENが「GOOD LIFEフェア」に初参加

木糸を編んだ「木服GREENT」

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関わる活動を展開する一般社団法人GREEN(武田佳代代表)は、「今こそSDGs(=人と環境に優しく)で世界が結束し、美しい地球の未来に向けて、次世代へ希望の芽をツナグ」をコンセプトに「GOOD LIFEフェア」に初出展する。
 展示の目玉となる「木服GREENT(グリーン・ティー)」は、GREENのオリジナルブランドO2U(eau to you=あなたのための水)の第1号製品。和紙の布代表取締役社長の阿部正登氏が製造している。大阪のスギの間伐材からつくった木糸を編んだTシャツで、首周りにはSDGsの17色を配色している。これまでタテ糸ヨコ糸で織られた「布帛(ふはく)」の製品はあったが「ニットバージョンは初めて」(阿部氏)という。
 武田氏は今回の展示を通じて「SDGsの本質とは、来場者全員で考えよう!」と呼びかける。
 「GOOD LIFEフェア」を主催する朝日新聞社がゲストとして迎える小池百合子東京都知事の講演は、GREENの武田氏が協力して実現した。
 GREENが主催して6月に日本橋三越で行われたイベントで、山本泰人中央区長と対談した小池都知事は「森林保全では需要を生み出す側の都市部と供給側である山間部が連携し、資源を循環させる取り組みが必要だ」と指摘。教育の場で木材を多く使うことで学びの環境が改善した報告なども踏まえた上で、日常生活で「木づかい」が広がれば、大きなムーブメントになるとの考えを示した。
 港区生まれの武田氏は、慶應義塾大学文学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校で学び、外国語教育に従事した後、外務省中南米局南米課に入省、2016年リオ五輪に携わった。SDGsの理念に共感して2021年にGREENを立ち上げた。「GREEN」は、カリフォルニア大学バークレー校のクラスメートから言われたひと言「You're green(あなたは未熟だね)」に由来している。
 ブースの協賛はサントリー。地域材で作った「WATAI(ワタイ)」は手作り家具工房日本の匠が協力している。

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