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★睡眠サービス・製品の質「見える化」へ 睡眠ヘルスケア協議会がスリープサポート認証制度

スリープサポート認証マーク。左からゴールド、シルバー、ブロンズ

 睡眠ヘルスケア協議会(SHA、小林孝徳理事長)は7月8日、経済産業省の「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」に準拠した睡眠サービス・製品のエビデンスを評価する認証制度「スリープサポート認証制度」を開始すると発表した。
 この制度はヘルスケア分野の睡眠商品や睡眠サービスならびに睡眠の精度を測定する方法について、根拠となるデータなどをもとに同協議会が設置する外部有識者委員会と理事会が信頼性などを総合的に審議し認証するもの。
 審査のポイントは①目的に対して適切な試験計画が組まれているか②客観性を担保できる試験デザインとなっているか③結果が正しく評価されているか④睡眠に対しての機能性をうたうことが可能な結果(エビデンス)がでているか⑤恣意的に操作されていないか―など。
 審査結果に応じて、商品やサービスの信頼性を次の3つのレベルに分類し、それぞれの認証マークが付与される。認証マークは包装やWEBサイトなどで製品画像と一緒に表示できる。
 ◇ゴールド=研究デザインが高いレベルで実現され信頼性が高く、機能性が示されていて推奨できる。
 ◇シルバー=研究デザインの信頼性は担保されており、一定の機能性が示されているため推奨できる。
 ◇ブロンズ=研究デザインの信頼性はある程度担保されており、今後の検証により高める必要はあるが、一定の機能性が期待される。
 SHAでは認証マークを通じ、制度の啓蒙活動や利用促進活動を推進、科学的根拠に基づいた信頼性の高い睡眠ヘルスケアの商品、サービスが正しく普及し、消費者に理解され、社会全体に健全に浸透することを目指していくとしている。
 SHAは、ヘルスケア分野の睡眠商品、サービスを提供している事業者が中心となって、適切なサービス実現を目指して昨年11月14日設立された。加盟社は大正製薬、花王、昭和西川など16社。事務局は東京都千代田区紀尾井町3―33、プリンス通りビル2階。詳細はSHAホームページ

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