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★住友林業など3社、いわき市に製材・木材加工品工場を新設へ

 住友林業(東京都千代田区)は4月18日、恒栄資材(東京都渋谷区)と和田木材(福島県いわき市)との3社による共同出資会社「木環の杜(こわのもり)」が、国産スギを中心とした製材と木材加工品を製造する新工場を福島県いわき市に新設すると発表した。今夏を目途に着工、2026年3月に稼働予定。年間原木投入量 11万平方㍍を目指す。
 住友林業は経営と原木集材や商品販売、恒栄資材は工場管理と集成材製造、和田木材は原木集材と製材工場管理を行う。ウッドショックのような外的要因に左右されず、安定的に構造材を供給できる体制を構築し、国内の持続可能な森林経営と地域の木材市場活性化を目指す。
新設の四倉工場では、主にスギの中大径木の製材と加工を行い、ツーバイフォー住宅で利用する構造用製材(ディメンション材)を製造して、国産材の利用比率を高めていく。
 木環の杜は4月に恒栄資材から湯本工場の事業譲渡を受け、集成材の製造を引き継ぐほか、国産材を利用した集成材の製造も計画している。
 住友林業は昨年3月、両社との共同出資会社を同市に設立した。22年2月に発表した住友林業の長期ビジョン「Mission TREEING 2030」で掲げるウッドサイクルを回しウッドチェンジを推進するプロジェクトの一環。

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